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2006年04月04日
マグネシウムがメタボリックシンドロームのリスクを低下させる
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マグネシウムを豊富に含む食品がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の発症リスクの低下に役立つという研究結果が、米国の医学雑誌「Circulation」4月4日号に発表された
この研究は、18歳から30歳の米国人約4,637人を対象に1985年から15年間、追跡調査したもの。マグネシウム摂取量の多い人ではメタボリックシンドローム発症リスクが31%低いという結果になった。
マグネシウムの豊富な食品を多く摂取する人は、中性脂肪値が低く“善玉コレステロール”と呼ばれる高比重リポ蛋白(HDL)値が高くなる傾向がある。マグネシウムの摂取が高血圧症と2型糖尿病の発症リスク低下につながることがさまざまな研究で示唆されているが、メタボリックシンドロームのリスクを低下させることが分かったのは初めて。
この研究は、開始時点で20歳代という若者を主に調べている点が特徴となる。若いうちから食生活に関心をもつことが、今後の病気の発症減少につながるという点で重要だ。
マグネシウムを豊富に含む食品には、ワカメなどの海藻類、ホウレンソウなどの緑黄色野菜、アーモンドや落花生などの種実類がある。大豆製品にも比較的多く含まれる
日本人のマグネシウム摂取量は、1日平均で男性 270mg、女性 242mg* となっている。食事摂取基準量は成人男性 340〜310mg、女性 270〜290mgで、やや足りていない。
* 「平成15年 国民健康・栄養調査」より
●詳細は「Circulation」のサイトへ(英文/要約)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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