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2006年04月05日

日差変動の少ない持効型溶解インスリン「インスリン デテミル」

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 ノボ ノルディスク ファーマは、親会社であるデンマークのノボ ノルディスク社が、持続型インスリンアナログ製剤「インスリン デテミル(米国販売名:Levemir®)」を米国で3月28日に発売したと発表した。

 インスリン デテミルは、基礎インスリンを補充するために開発された新しいタイプの持続型インスリンアナログ製剤で、米国では成人および小児の1型糖尿病と成人の2型糖尿病の治療に適応され、1日1回または2回、注射により投与される。

 従来の基礎インスリンでは、同量のインスリンを同じ人に投与しても、日によって血糖値の下がり具合に差が出ることがあるが、インスリン デテミルは投与部位からのゆっくりと安定した薬剤の吸収と効果の発現を目指して開発された。医師や患者が抱いている体重増加と低血糖への懸念に対応し、効果的に血糖コントロールができるという。

 また、インスリン デテミルは、簡便で使いやすく注入精度の高いインスリン注入システム「フレックスペン®」で使用することができる。フレックスペンはダイアル表示が見やすく、単位設定やそのリセットが容易なことが特徴となる、患者が自己注射を行える注入器。

 2005年6月に米国食品医薬品局から承認を受け、現在、世界50カ国で承認されている。日本では2005年に承認が申請された。(プレスリリース)

ノボ ノルディスク ファーマ(株)

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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