キッセイ薬品工業は、同社が創製した選択的SGLT1阻害薬についての独占的開発、販売権をグラクソ・スミスクライン社に供与する契約を締結したと発表した。

　この契約により、同社は日本、韓国、中国、台湾を除く全世界におけるKGAの独占的開発と販売権をグラクソ・スミスクライン社に供与し、同社より契約一時金、開発段階に応じたマイルストンと製品販売に伴うロイヤルティーの支払いを受けることとなる。

　KGAはキッセイ薬品が創製したNa+−グルコース共輸送担体1（SGLT1）に対する選択的阻害薬で、消化管からの糖の吸収を抑制し食後高血糖を改善する新規作用機序の糖尿病治療薬。糖尿病動物モデルで食後高血糖改善効果が確認されており、新しいアプローチの糖尿病治療薬として期待されている。

　同剤の開発は非臨床試験の段階にあり、今後グラクソ・スミスクライン社が海外で臨床試験を実施し、権利保有国での承認、発売を目指すという。（プレスリリース）\

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