2021年ドリームトラスト(インド)からの近況報告
インドで現地の糖尿病患者さんを支援する「ドリームトラスト」代表のシャラッド・ペンデセイ医師より、子供たちの近況報告および最近の新型コロナウイルス感染症の状況についてレポートが届きました。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、ドリームトラストを支援しています。当基金では皆様からの ご支援をお待ちいたしております。
DREAM TRUST INDIA
President.Dr,Sharad Pendsey
シャラッド・ペンデセイ 代表
(インド共和国 ナグプール在住)
ドリームトラスト支援者の皆様へ
インドナグプールよりご挨拶申し上げます。
日頃はドリームトラストの活動の目的を果たすために、多大なるご支援に感謝いたします。
この度は、ご支援くださっている子供たちの近況報告につきまして、レポートのお届けに時間がかかってしまいましたことをお詫び申し上げます。日本からドリームトラストの活動を支えてくださっている方々を始め、国際糖尿病支援基金の方々にご心配をおかけしました。
インドでは、今年の4月から5月に新型コロナの第二波に見舞われました。
全ての病院で満床となり、酸素や酸素吸入機、抗ウイルス薬も不足しました。第二波では第一波と異なり、30歳代から60歳代の人々の死亡率が高まりました。
第一波では、高齢者の死亡率が高かったのですが、第二波では60%を超える高齢者がワ
クチン接種を終えていたことで高齢者の死亡率を抑えることができた結果となったようです。
当クリニックの事務スタッフの一人が感染し、重症化して入院となりましたが、お陰様で、現在は仕事に復帰しております。
インドではワクチンの国産化を進めており(Covaxin & Covishield)、現在18歳以上を対象として接種を進めていますが、13億の人口を抱えるインドでは、大変な作業です。
6月からは、新規感染者数は減少に向かっており、当クリニックのあるナグプールでPCR
検査で陽性と判定される人は1日2-3人のペースとなっておりますが、部分的なロックダウンは8月15日まで続く予定です。
ドリームトラストで支援している子供たちは、全員無事が確認されております。
ロックダウンが限定的になったため、子供たちはインスリンを受け取るために、徐々
に、当クリニックに来院することが可能となってきています。
ドリームトラストでは、貧困ラインを下回る(1日2ドル以下)1型糖尿病の子供がいる
各世帯に15,000ルピー(約22,000円)支給しました。
ここに、子供たちの近況報告をお送りさせていただきます。
今後とも宜しくご支援のほどお願い申し上げます。
■2021年 国際糖尿病支援基金が支援するドリームトラストの患者さんの近況について
関連サイト
2020年ドリームトラスト(インド)からの近況報告(2)
2020年ドリームトラスト(インド)からの近況報告
ドリームトラスト(インド)
国際糖尿病支援基金
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