ドリームトラスト (インド)サンケット・ペンデセイ新代表挨拶
Dream Trust(India)president.Saknet Pendsey
サンケット・ペンデセイ代表
(インド ナグプール在住)
ドリームトラストのスタッフ及び会員一同は、設立者であり私の実父であるシャラッド・ペンデセイ医師を2023年6月14日に亡くし、深く悲しんでおります。シャラッド医師は、インスリンが入手できず生きることが叶わない子供を無くすことを目的に当組織を立ち上げました。当時、ある少女の小児糖尿病患者のために始めたことがきっかけですが、これまで数えきれないほどの多くの糖尿病患者の生活を向上させてきました。当組織を継続的に支援してくださる世界中の方々のお力添えが無ければ、実現できないことなのです。
現在のドリームトラストの活動が実現に至るまでに、シャラッド医師は「孤軍奮闘」状態で、多大な努力をしたことを我々は忘れてはいけないと思っています。子供たちの健康状態を向上させるだけでなく、自立のための教育や社会復帰に向けた訓練なども発足当時としては革新的な考えでありました。シャラッド医師は、日本の国際糖尿病支援基金から、寄付金の額以上に長期に渡り途切れることのない信頼できる支援に支えられていました。
父の功績を称えると共に、当組織はチーム一丸となり、海を越え、同じ空の下で、共に父の遺志を引き継いで行きたいと願っております。私、サンケット・ペンデセイは医師であり、ドリームトラストの運営責任者の立場にありますが、国際糖尿病支援基金の皆様が、わがドリームトラストのチーム一同と共に父の遺志を継ぎ、父が蓄積したノウハウを共有しつつ、父が目指していた道を共に歩むべく、今後も懸命に取り組んでくださることを強く信じております。我々の主たる目的は、生きるために必要不可欠なペン型を含むインスリンを始め注射器や血糖測定機などを、ドリームトラストの会員の全てに、引き続き提供し続けることです。
父の闘病中、私がドリームトラストの運営をしてきました。その間、60名の小児糖尿病患者が支援を受ける側に加わり、当組織が支援をしてきました。当組織が先導してきた自転車や冷蔵庫の支給、奨学金の支給といった活動を続けると共に、もっと多くの新たな活動に取り組むことを続けて行きたいと思っております。
国際糖尿病支援基金から長期に渡り、ドリームトラストの活動にご支援をいただいていることに感謝するとともに、今後も引き続き、ご協力をいただきたくよろしくお願い申し上げます。1型糖尿病の子供たちのために、この世界が快適で住みやすいものとなるよう、共に取り組んで行きましょう。
■ドリームトラスト(インド)
http://www.dreamtrust.org/