IFLからのメッセージ

INSULIN FOR LIFE INC. president Ron Raab
1型糖尿病患者(6歳発症)オーストラリア在住

  • vice-president, International Diabetes Federation (2000-2006)
  • Member, of the International Diabetes Federation Insulin Task Force
  • Member,Declaration of the Americas Diabetes Medical and Scientific Consultative Group

 国際糖尿病支援基金の設立のお知らせを聞き、大変うれしく勇気づけられる思いです。同じ糖尿病に悩む日本の患者さんや医療スタッフの方が、私どもINSULIN FOR LIFEの活動に関心を持ち、また途上国の糖尿病患者さんたちのおかれた過酷な状態に目を向けて頂くことにより、さらに多くの糖尿病の患者さんの命が救えるものと期待をしております。

 今日、先進国といわれる国々においては、適切な医療を受けていれば糖尿病は十分にコントロールできる病気ですが、アジアやアフリカ、中南米や東欧などの途上国といわれる一部の国において、経済的な理由から十分な医療を受けることが出来ない人にとっては、今でも糖尿病は命に関わる病気です。また、糖尿病を発症した人の人生は悲惨なものになっていきます。私どもは、豊かな国の人々の善意に支えられ、このような恵まれない地域の糖尿病の患者さんにインスリンや血糖測定機などの医療資材を提供する運動を長年行ってまいりました。詳しくは私どものホームページをご覧頂きたいと思います。

2008年6月9日、オーストラリア政府より人道的な活動の功績が認められ、IFLに勲章が授与されました。(左:ビクトリア州総督、右:ロン・ラーブ氏)

 私が知っております日本は、経済的には大変豊かな国であり、また公的な医療保険や制度も整備されているため、糖尿病の患者さんも高いレベルの治療を受けていることと考えております。このような恵まれた環境におかれた日本の糖尿病患者さんや医療スタッフのみなさんに、時には、世界には同じ糖尿病の患者さんでも、十分な医療が受けられないで苦しむ人々がいることを知って頂きたいと思います。そして、出来れば他の先進国の皆様と同じように、このような糖尿病の患者さんを支援する活動に国際糖尿病支援基金を通じ参加して頂きたいと思います。あなたがた一人一人の善意がこれらの恵まれない地域の糖尿病患者さんの命を救うことにつながります。

 私たちの小さな一歩が、世界のどこかで糖尿病の患者さんの命を助け、人生を豊かにすることに役立ちます。是非一緒にこの基金の活動に参加して頂けるようお願いいたします。

これまでに寄せられた寄付金

20,681,414円

これまでに実行した支援金

20,274,037円
2025年12月現在

お知らせ

2025年11月24日
1型糖尿病患者の人生を変える「チームコネクタD」の活動について(FUVIDAレポート)
2025年11月23日
2025年ドリームトラスト(インド)からディーワーリーのご挨拶
2025年11月21日
2025年11月現状・収支報告
2025年11月21日
2025年11月活動報告