2020年ドリームトラスト(インド)からの近況報告(2)
インドで現地の糖尿病患者さんを支援する「ドリームトラスト」代表のシャラッド・ペンデセイ医師より、最近の新型コロナウイルス感染症の状況についてレポートが届きました。
新型コロナウイルス感染症は、インドでも経済および社会にも大きな影響を与えています。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、ドリームトラストを支援しています。当基金では皆様からの ご支援をお待ちいたしております。
DREAM TRUST INDIA
President.Dr,Sharad Pendsey
シャラッド・ペンデセイ 代表
(インド共和国 ナグプール在住)
- 新型コロナウイルス感染症の勢いが衰えず、我が国インドは、感染者数、死亡者数ともに世界一になってしまう可能性がでてきました。来月以降は減少傾向に向かって欲しいと願っています。
- 当クリニックに関しては、サンケット医師がコロナウイルスに感染していない入院患者と外来患者の診察に当たっています。
私は自室で高齢者の診察を担当し、ウェビナーツールを利用して経営業務や患者教育などを行っています。クリニックのスタッフは9時から13時までしか勤務ができない状況です。
ヴィダルバ(マハーシュトラ州西部)の11の地区から、ドリームトラストの子供たちの半数以上が通院しています。
近隣のマディア・プラデーシュ州やチャッティスガル州からも多くの子供たちが通院しています。
先月まで公共交通機関が動いておらず、移動するためには多くの通行許可証が必要でした。 - 今月に入り、交通規制等が緩和され、多くの子供たちがクリニックへインスリンを貰いに来ることができるようになりました。
- 3月から9月まで、クリニックへ通うことができない患者さんには、近所の薬局でインスリンを自費で購入してもらい、後でドリームトラストが精算することを、電話、アプリ、新聞、患者間の伝言でお知らせしました。
- 現在、インスリンを自費で購入した患者さんには、精算を実施しています。
通常、クリニックでは3ヶ月分インスリンを渡しているが、新型コロナウイルス感染症の影響により、5ヶ月分支給することにしました。 - 支援している子供たちの家族の大半は、経済的に非常に困窮しており、6月に開かれたドリームトラストの幹部会で、15,000ルピー(日本円で約22,000円)を300から400世帯に支給しています。
- クリニックに通う患者さんの中で、2名がコロナウイルスに感染しましたが、幸いにも自宅療養のみで事なきを得ました。
- ドリームトラストは、ヨーロッパ、英国、オーストラリア、日本の国際糖尿病支援基金など「友人たち」から多大なる人道支援を受けています。
関連サイト
2020年ドリームトラスト(インド)からの近況報告
ドリームトラスト(インド)「1型糖尿病患者さんへの新型コロナウイルス対応について」
ドリームトラスト(インド)
国際糖尿病支援基金
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御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
振込口座(郵便局):
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
2020年09月