ネットワークアンケート

医療スタッフのための『糖尿病情報 BOX&Net.』No.64 掲載

血糖測定にまつわる失敗・悩み

患者さんへのアンケート

医療スタッフに聞きました

院内で血糖測定する際、どのような失敗や悩みがありますか?

64dr_01.png

患者さんに負担がないように、なるべくスムーズに迅速に測定し、漏れなく正確に記録する、そんな血糖測定の一連の作業。医療スタッフの皆さんはストレスなく行えているでしょうか? 血糖測定にまつわる失敗や悩みについて伺ったところ、多く上がったのは「転記までにタイムラグが生じる」「穿刺で患者さんに痛いと言われる」でした。

患者さんから、血糖自己測定についての失敗や悩みを相談されたご経験はありますか?

64dr_02.png

一方、患者さんの血糖自己測定の失敗や悩みについて、医療スタッフの皆さんはどれくらい共有できているでしょうか? 今回65%のスタッフが、患者さんから失敗や悩みを「よく・たまに相談される」と回答しました。

患者さんから、どんな失敗や悩みを相談されますか?

64dr_03.png

患者さんから相談される失敗や悩みは、「穿刺の痛みがつらい」がもっとも多く、次いで「必要な血液量が出ない」でした。これらの悩みは実際、患者さん向けアンケートでも多く聞かれました。

64dr_02.png

患者さんが適切に血糖自己測定できているか、確認していますか?

64dr_04.png

患者さんの悩みに耳を傾けることで、誤った測定方法をしていたことに気づけたり、ちょっと工夫することで悩みが解決したりするかもしれません。
そうした医療スタッフとのコミュニケーションは、患者さんの血糖コントロールへのモチベーションにつながると考えます。

院内の血糖測定における改善点について  ※ご回答の一部をご紹介します

医療スタッフの相互確認
末梢循環が悪い患者では、SMBGで血液量が足りずに再測定することがある。
採血量が少なくても対応できる機種の採用
新しいタイプの器具の導入で以前のタイプの器具での血糖測定より確実性/患者さんへの負担が減った。
複数機種の選択が出来ないため、患者が選べるようにする。
患者教育のために使用しやすい、字が大きい方がよい
看護師が機器に不慣れ
測定器が大きい
採血量不足
単体の検査は少ない、血液検査と一緒が多い
最新のではない
複数の患者の血糖をSMBGの機械で測定しているためチップや針のコストが少しでも少ない方がいい
医者の測定時間 回数が少し差がある
自動記録システムの導入
普段測定をしていない方に測定するので抵抗感が強い。より安全に負担なく測定できるようにしたい。
大勢のスタッフが関わるのため、機器の機能が生かされない。ただの測定器としての機能しか患者指導できていない。
測定値がそのまま電子カルテに記載されているといいなと思う
早く転送する。
スペースの問題
針を刺さなくても血糖値を測定できる。
デジタル文字が見えにくい
採血手技が感染対策で先祖返りしてしまっている現状からはやはりNaF管をなんとかしたいと思っている。
院内勉強会を通して、血糖測定の重要性を示している。また、SMBG時の穿刺の仕方の勉強会も行っている。
どの看護師もできるだけ痛みが少ない部位に刺す指導
時間あけるとキャリブレーションが入り、次の検査結果までが時間かかってしまう点が問題。
耳の固さや薄さによって血液が微量しか採れないためかなり絞っていると痛いと言われて自信を無くす。
院内の血糖測定器の使用期限をどうしたらいいかわからない。2年、3年など使用期限があれば、そのタイミングで交換したいと思うが...。

<調査概要>
実施時期:2020 年 1 月
調査方法:インターネット調査
対象  :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
医療スタッフ 144 名
職種:医師 15 人、看護師 52 人、薬剤師 17 人、理学療法士 1 人、臨床検査技師 6 人、管理栄養士 14 人、保健師 4 人、その他 5 人
no64_01.png
このアンケートは、「糖尿病情報BOX&Net.No.64」に掲載されてたものです。

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

Copyright ©1996-2024 soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。

このページの
TOPへ ▲