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2012年12月07日
低カロリーの「ブルーサークルメニュー」を開発 熊本大など
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- 食事療法
熊本大学代謝内科学分野と県、県栄養士会は、糖尿病患者やその予備群が安心して食べられる低カロリーメニュー「ブルーサークルメニュー」を展開している。総カロリー600kcal未満・塩分3g以下で、11月から県内約40ヵ所の飲食店やホテルで提供している。
産学官連携で低カロリーメニューを開発
糖尿病でもおいしく 熊本県内40ヵ所で提供
ブルーサークルメニュー一覧(熊本県糖尿病医療スタッフ養成支援事業)
ブルーサークルメニューの提供で、外食時にもカロリー管理をできるようになるだけでなく、家庭での食育や食事療法への認識が深まり、また糖尿病や生活習慣病の脅威・予防法・治療法への理解が進むなどの効果を期待している。
「外食メニューの健全化から食事療法への認識が深まり、糖尿病や生活習慣病の脅威・予防・治療への理解が進むなどの効果が大きい」と、熊本大学大学院代謝内科学分野の荒木栄一教授は意義を強調している。
「ブルーサークル」、糖尿病の世界的なシンボルマーク。糖尿病の有病者が世界的に増え脅威が増しているのを受け、国際糖尿病連合(IDF)の求めに応じ、国連総会が決議を採択したのを機に、「糖尿病との闘いのため団結せよ(Unite for Diabetes)」というキャッチフレーズとともに採用された。
11月14日の世界糖尿病デーには熊本城をブルーでライトアップするなど各地で啓発活動が展開された。荒木教授が会長を務める第56回日本糖尿病学会年次学術集会は来年5月16日から熊本市で医療関係者ら1万人以上が参加し開催される予定。
熊本大学大学院生命科学研究部 総合医薬科学部門生体機能病態学講座 代謝内科学分野熊本県栄養士会
熊本県 健康づくり応援店
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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