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2009年06月05日

「野菜たくさん食べて」キャンペーンを開始 [岐阜]

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 岐阜県は6月の食育月間にあわせ、県は野菜を使ったメニューを提供する県内の「健康づくりの店」と協力して「ぎふ元気!野菜たっぷりキャンペーン」を実施している。期間は6月1日から30日まで。

 「健康づくりの店」は、メニューにエネルギーや脂質、塩分などの栄養成分を表示するなど「健康づくり応援メニュー」を提供している県内の飲食店。登録数は2009年2月末時点で飲食店やコンビニエンスストアなど1037店舗。保健所栄養指導員が栄養表示などをアドバイスし、県が認定しホームページで一覧を公開している。

岐阜県のキャンペーン啓発ポスター
 県は健康増進計画「ヘルスプランぎふ21」を2001年度に策定した。07年度の中間評価によると、岐阜県のメタボリックシンドロームの該当者と予備群の割合は成人男性の31%で、国の割合に比べ低い。また、糖尿病有病者の推定数は約13万人で2000年調査に比べ1万人増えたが、増加半減の目標値3万人を下回っている。

 しかし、食事の脂質がエネルギーに占める比率は男性は20歳代、30歳代で25%を超えている。野菜摂取量の目標を「1日平均350グラム」と定めたが、平均258.8グラムと目標に達していない。

 そこで野菜の摂取について理解を深めてもらおうと、初めてキャンペーンを企画した。キャンペーンには465店舗が参加し、ポスターを掲示し野菜を1人分80グラム以上の使ったメニューなどを紹介する。

 県保健医療課では「野菜料理1〜2皿を毎食べるなど、できることからはじめてほしい」としている。キャンペーンは10月の食生活改善普及月間にも開催を予定している。

[岐阜県]食と健康
ヘルスプランぎふ21(岐阜県健康増進計画)
岐阜県糖尿病対策推進協議会(岐阜県医師会)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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