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2008年10月01日

糖尿病の自己管理や学習ができるゲーム機用ソフト

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 糖尿病の治療は、正しい知識に基づき自己管理をすることが重要だが、知識を身に付けることや血糖値や食事などの自己管理は、患者にとって大きな負担となる。医師や看護師、管理栄養士などによる指導も容易でない場合がある。


からだサポート研究所 糖尿病編
 アークレイが発売した携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」用の糖尿病患者向けソフト「からだサポート研究所 糖尿病編」を使えば、糖尿病に対する理解が容易になるかもしれない。糖尿病に関する知識をゲーム感覚で学べ、日々の血糖値を記録・管理できる機能をもたせたソフトで、渥美義仁・東京都済生会糖尿病臨床研究センターセンター所長が監修した。

 ソフトには糖尿病の症状、合併症などについて学習できる「糖尿病教室」、クイズ形式で知識の習熟度を確かめられる「糖尿病検定」、料理のメニューやカロリーなど栄養成分を検索できる「料理メニュー辞典」を盛りこまれてある。毎日の血糖値、食事量、運動量、体重などを入力し、グラフなどで表示するデータ管理機能もある。

 販売価格は4,500円、利用するためにニンテンドーDS本体が必要となる。医薬品卸企業を通じて医療機関へ販売するほか、調剤薬局などで糖尿病患者向けに販売する。

 携帯ゲーム機は、川島隆太・東北大学加齢医学研究所教授が監修したソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」がヒット商品になったことをきっかけに、中高年の利用が増えているという。「ニンテンドーDS」本体の国内普及台数は2300万台。

アークレイ(株)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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