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2008年07月29日

1型糖尿病の小・中・高校生からエッセイを募集

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 社団法人 日本フィランソロピー協会(高橋陽子 理事長)は、「1型糖尿病と闘う子供たちのエッセイコンテスト」を実施しており、18歳までの1型糖尿病の小・中・高校生からエッセイを募集している。

 同協会は、企業の社会貢献活動や個人の社会参加活動を推進するために、1991年に設立された。企業の社会貢献事業を支援すると同時に、一般市民のボランティアや寄付文化を醸成するきっかけづくりや、受け皿づくりを推進している。

 募集するエッセイの題目は自由、テーマは「糖尿病とどのように付き合って自分の将来を考えるか」。文字数は1000字程度で、応募締切は8月20日。

 今回のコンテストでは、応募作品から優秀作品を選び、20組40人を9月14日に甲子園球場で行われるプロ野球「阪神タイガース対広島東洋カープ戦」に招待する。最寄駅より西宮市の甲子園球場までの往復鉄道運賃は、同協会が負担する。

 また、入選者を含む100名を、12月に開催を予定している阪神タイガース・岩田稔投手の講演会に招待する

 岩田稔選手は高校野球部の在籍時に1型糖尿病を発症、関西大学を経て、希望入団枠での指名を受け阪神タイガースに入団した。活躍が期待・注目されている選手で、7月21日時点で6勝を挙げている。今回のコンテストについて、「1型糖尿病の人たちに勇気を与え、元気づけたい」と話している。

 国内で活躍した1型糖尿病のスポーツ選手は、読売ジャイアンツで活躍したビル・ガリクソン投手や、エアロビックの世界選手権で優勝した大村詠一選手などがいる

 海外でも1型糖尿病のスポーツ選手は、野球、バスケットボール、フットボール、水泳、トライアスロン、マラソン、レスリング、ホッケー、テニス、ボクシングなど多くの競技で活躍している


参考サイト
Diabetes Exercise and Sports Association(DESA)
 糖尿病のある人の運動やスポーツ活動の支援や医療スタッフの教育などを目的に活動している国際的な団体。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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