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2007年01月30日

英国で食品に分かりやすい栄養表示ラベル

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 英国で、健康的な食品を簡単に見分けられるように、加工食品などに赤・黄・青の3色の栄養表示ラベルを貼る事業が始められた。
交通信号のようなラベル
 英国食品規格庁(Food Standards Agency)が発表したもので、脂肪、飽和脂肪酸、糖分、塩分など、過剰に摂ると良くない栄養素が100g当り多く含まれていると赤、中程度だと黄色、少ないと緑色が表示される

 ラベルのデザインは、交通信号のように一目で分かる明確なものにしたという。英国でポスターやテレビコマーシャル、インターネットなどの広報活動が行われている。

 英国王立内科学院のイアン・ギルモア教授は「不健康な食事や、糖尿病や肥満の増加は、国民や国にとって深刻な問題です。食品の栄養表示ラベルは分かりやすく実際的です」と語っている。

英国の糖尿病
 英国糖尿病協会(Diabetes UK)の2006年の発表によると、英国の糖尿病人口は約224万人で、有病率は3.5%。

 糖尿病は、患者や家族の生活の質や寿命に深遠な影響を及ぼすだけでなく、国にとっても大きな脅威となっている。

 英国の糖尿病の医療費は年間10億ポンド(約2,400億円)以上で、すべての医療費のおよそ5%を占める。英国の医療保険に、国営のNHS(National Health Service)があり、加入すれば医療は大部分が無料で受けられる。NHSは税金で賄われており、医療費の増加は医療制度を脅かしかねない大きな問題だ。

 糖尿病の人は、適正な体重を維持し、次の点に注意し健康的な食事をすることが大切と強調している。
脂肪を控えめに(飽和脂肪酸は特に)
糖分を控えめに
野菜と果物を多めに(少なくとも1日に5品目)
パン、米、パスタ、イモ類など、炭水化物(複合糖質)の多い食品を十分に(基本となる食品です)

英国食品規格庁(Food Standards Agency)(英文)
ラベリングとパッケージング(英文)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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