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2005年05月03日

糖尿病や心筋梗塞が及ぼす影響は男女で異なる

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 糖尿病と心筋梗塞が冠状動脈性疾患に及ぼす影響は男性と女性とでは異なることを示した研究が、「Journal of the American College of Cardiology」の5月3日号に発表された

 この研究は、フィンランドで実施された2つのコホート研究の糖尿病と心筋梗塞が死亡リスクに及ぼす影響を比較したもので、ひとつは糖尿病あるいは心筋梗塞の既往がある患者2,416例を12年間調査した研究で、もうひとつは糖尿病または心筋梗塞と診断された患者4,315例を診断後7.7年間追跡した研究。

 男性では糖尿病より心筋梗塞が心疾患による死亡リスクを高めるが、女性では糖尿病の方がより死亡リスクが高いという結果になった。この研究で、危険因子への影響は男女間で差があることを考慮した診断・予防や、心血管疾患予\\\防のためのガイドライン作りが求められることが示唆された。

詳細は「American College of Cardiology」のサイトへ(英文)
http://www.acc.org/media/releases/highlights/2005/may05/gender.htm

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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