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2005年05月09日
低脂肪乳製品が男性の糖尿病リスクを低下する可能性がある
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乳製品、特に低脂肪乳製品を摂っている男性では、2型糖尿病の発症リスクが低下する傾向があるという研究報告が、「Archives of Internal Medicine」5月9日号に発表された。肥満のある成人で、乳製品の摂取とインスリン抵抗性による発症リスクが反比例するという研究は以前も発表\\されたが、2型糖尿病で同じような関連性がはじめてわかった。
今回の調査では、Health Professionals Follow-up Studyに参加した男性4万1,254人を対象にデータ分析が行われた。登録時に糖尿病、がん、心臓疾患に罹患していない被験者を12年間追跡調査した。この間に計1,243件が2型糖尿病と診断された。
BMI(肥満度指数)、身体的活動、食事因子について補正したところ、乳製品摂取のもっとも高い5分の1の男性は、もっとも低い5分の1の男性と比べて、糖尿病の発症が23%低下した。総乳製品の摂取では、毎日の各サービングが増えると発症リスクが9%低下した。
さらに、こうした効果は低脂肪の品目に限られることも明らかになった。毎日の各サービングで低脂肪乳製品の摂取が増えると発症リスクが12%低下したが、高脂肪の品目の摂取では、有意差がみられなかった。
研究者グループは、乳製品が健康に影響する役割はとても複雑で、個人の遺伝子型などで変化する可能性があることや、2型糖尿病の既歴のない40才以上の男性にも試験を行う必要があるなどとしている。
●詳細は「Archives of Internal Medicine」のサイトへ(英文・要約)
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日本医療・健康情報研究所