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2005年01月29日
EC委員会、スナック菓子などの広告の自主規制を要求
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EC委員会は食品産業界に対して、ファストフードやスナック菓子などの青少年向けのテレビの宣伝・広告を自主規制するよう圧力を強めている。これらの食品は子供番組などに挿入されるコマーシャルにより売上げを伸ばし、子供たちの日常生活に定着し、肥満増大の一因となっている。EC委員会は食品業界の代表と話し合いを続け、EUの健康・消費者問題担当委員は約1年という期限を示し、その間にあきらかな変化がみられなければ法律制定をいとわないとしている。
欧州では子どもの肥満が増えており、国際肥満会議(IOTF:International Association for the Study of Obesity)の発表によると、IOTFが国際的なデータ比較のために定めた基準により肥満や過体重と判定される子どもの数は、EU加盟国全体で毎年40万人ずつ増え、2002年時点で1400万人に上ると概算されている(肥満は300万人)。24%の子どもが該当し、1980年代には2010年頃にこの比率になるだろうと予測されていた
●British Medical Journal 1月29日号(英文)
●国際肥満会議
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[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所