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2004年10月18日

糖尿病の調査値が悪化 政府の目標達成に黄信号

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 2010年までの健康づくり10カ年計画「健康日本21」で厚生労働省が掲げた目標値に対し、少なくとも20の数値が計画策定時より悪化しており、糖尿病についてもほとんどの項目で目標値に達していないことが同省の集計で明らかになった。

 健康日本21では、国民の食生活や運動、がんなど70項目について110余りの目標値を設定されており、糖尿病についても8項目で数値目標が掲げられている。評価結果は厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会がまとめ、2005年度中に中間評価が行われる。

< 糖尿病関連の主な項目の数値 >
  ( )内は策定時の数値と目標値

健康診断受診者
  5,875万人 (4,573万人・目標 6,860万人以上)

検診で異常がみつかった人が事後に指導を受診した比率
   男性 74.2% (66.7%・目標 100%)
   女性 75.0% (74.6%・目標 100%)

糖尿病有病者
   740万人 (690万人・目標 1,000万人)

糖尿病と診断された人が治療を継続した比率
   50.6% (45%・目標 100%)

糖尿病性腎症によって新規に透析導入となった患者数
   1万2,630人 (1万729人)

肥満の人の比率
   20〜60歳代 男性 29.4% (24.3%・目標 15%以下)
   40〜60歳代 女性 26.4% (25.2%・目標 20%以下)

詳細は厚生労働省のサイトへ

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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