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第5回
ベルランド総合病院内分泌・代謝科(3)
——尿糖測定を取り入れている患者さんの症例をお聞かせください

Dr.八木: では、実際に使用された方を1例ご紹介いたします。 Aさんは、82歳・女性、2型糖尿病(発症年齢は不詳)、当院で薬物療法を行っています。 この方は、当初HbA1cが8.5%と、ずっとコントロールが良くなかったのですが、尿糖測定を取り入れたらどんどん改善しました。開始当初は1000mg/dLを超えるようなことが頻繁にあった尿糖値が、3食の食後に測定し、数字を振り返って生活改善を行うことで、最終的に尿糖値は20mg/dL程度にまで改善しました。それに併行するようにHbA1cも6%台まで改善。薬も変えず、測っただけでHbA1cが下がったと、Aさんは大変喜んでいました。自分の病態について熱心な方だけに嬉しかったみたいです。

尿糖測定導入後のHbA1c(JDS値)
HbA1cの推移
※この間、薬剤療法の変更はなし

——大きな改善ですね

Dr.八木: そう、半年でHbA1cが2%近くも改善しました。この方には尿糖チェックがとてもマッチしたようですね。意外に面白かったのか、すごくマメに測って記録を付けておられました。毎食後に尿糖を測定され、尿糖が多い時の食事内容をチェックし、次の食事メニューを考える、ということを繰り返されていました。炭水化物の多い食事を1日の中で連続して食べると尿糖が出る(閾値を超える)ことがわかって、連続して食べないように気をつけるなど、いろいろな"気付き"があったようです。

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2012年03月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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