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第5回
ベルランド総合病院内分泌・代謝科(2)
——貴院では、どのような方が尿糖計を使用することになったのですか?

Dr.八木: まずは、血糖測定が保険適用されていない非インスリン療法の患者さんで、日常生活で自分の状態を知りたいという方。

 あとは、インスリン療法中の患者さんで血糖コントロールが安定している方の中には、食後の血糖自己測定(SMBG)を減らしたいという希望があったりします。SMBGで毎食前後と眠前に測定すると1日に7回程度。慣れるとはいえ、やっぱり穿刺の痛みのストレスはあるんですよね。ですから、SMBGの補完として尿糖チェックを行ってみてはどうかなと考えました。SMBGとの併用というわけです。尿糖から閾値をチェックすれば、食後の血糖の状態をある程度予測できるのではないかと。コントロールが良いとはいえ、SMBGの回数削減で食後に全く何もやらないより、大まかでも尿糖で毎食チェックしていたほうが安心ですし。それで、試しにやってみたいという方もおられました。

——SMBGができない方は、日常生活の血糖コントロールが気になりますよね

Dr.八木: SMBGを行っていない方は、血糖値やHbA1c値は1〜2カ月に1回の受診時にしか数値がわかりませんので、その間、何となく不安に感じている方も多いようです。最近はとくに、食後高血糖が問題になっていますから、食後の状態がわかる尿糖は打ってつけです。日内の血糖変動幅(頂値と低値の差)は大きくない方が良いわけで、血糖値が上昇する食後の状態を見てみたい時、尿糖チェックはいいですね。尿糖が出たから、気をつけなくては・・、そんなアバウトな感覚でも、測る意味はあると思います。

——SMBGを行っている方でも、活用の可能性があるんですね

Dr.八木: インスリン療法中のSMBGを行っている方で、頻回に測る必要性のない方は、空腹時血糖の測定が基本です。ですから、食後の血糖値を把握していない方がけっこう多く、血糖変動に無関心だったり、食事内容の改善に対してあまりピンときていない方は、案外多いかもしれません。そんな方は、食後の尿糖チェックは、良いモチベーションツールの1つになるのではと考えています。

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2012年03月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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