ニュース(旧資料室) イベント・学会情報 テキスト(学習) データ(資料) 談話室(BBS) メールマガジン モバイル 初めての方へ
糖尿病の尿検査 トップページへ メールマガジン無料登録
第5回
 今回は、施設訪問の第2弾。大阪府堺市の中核病院、ベルランド総合病院の八木稔人先生にお話を伺いました。以前から、血糖自己測定(SMBG)を行っていない糖尿病患者さんが日常生活の振り返り指標となるようなツールはないかと考えていたところ、デジタル尿糖計と出会い、その有用性を実感しながら療養指導に取り組んでおられるそうです。
ベルランド総合病院内分泌・代謝科(1)
——先生が "デジタル尿糖計"と出会ったきっかけを教えてください

八木稔人 先生
八木稔人 先生
Dr.八木: インスリン療法を行っていない患者さんは、血糖自己測定に保険が適用されていないために、行いたいけれどできない方がたくさんいます。受診時だけわかるHbA1c値や血糖値だけでなく、日常生活の中で自己評価できるものが欲しいという願望を持つ患者さんがおられるわけです。そういう方は大抵、血糖測定器を自費で購入して行ったりもするのですが、痛みや費用などの面で頻回測定は難しかったり、主治医からの指示というプレッシャーもないので続かない方も案外多くいるんですね。そこで、何か他にいいものがないかなと思っていた時に、たまたま昨年、新聞で尿糖チェックに関する記事を読んだのです。

 尿糖試験紙は知っていたのですが、「尿糖計」というセンシティブに測定できて、デジタルで数値が出る測定器があることを知らなくて、タニタさんのお客様相談室へすぐに電話をしました。(笑)後日、詳しい説明を伺い、早速、患者さんに勧めてみようと思い、患者会の勉強会で尿糖チェックの紹介をしました。患者さんたちはとても関心を示しまして、これを機に、何名かが療養生活に取り入れることになりました。

——どんなところに関心を持ったのですか?

Dr.八木: 何しろ、痛みもないし測定方法が簡単だということでしょうか。そして、尿糖が出ないレベルは“血糖値が正常域”というのがわかりやすい。食後の血糖値がだいたい160を超えると尿糖が出てきますから、その閾値から出たかどうかで○か×を判定できますし、デジタル尿糖計は、数値が出るので日々の細やかな変化も把握できます。測定も、外出先で食後にちょっとトイレへ行くだけなので、人に気を遣わなくてもよいという声も聞きます。

«もくじへ  |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  | 次のページへ»

2012年03月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

Copyright ©1998-2017 Soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。