糖尿病Q&A1000

Q.9 糖尿病と診断されるのは、どんなときですか?

血糖値がいつも高い状態で推移していると確認された人が糖尿病と診断されます。それを確認する一つの方法として、糖尿病が疑われる人を対象に行う「ブドウ糖負荷試験」という検査があります。これは、75グラムのブドウ糖を溶かした液体を飲んで(からだにブドウ糖の負荷を加え)、その後の血糖値の変動から、糖尿病かどうかを調べる検査です。検査は以下のような流れで判定されます。糖尿病の診断基準ぎりぎりのときは、2回この検査を行い診断を確定します。
 血糖値による診断のほか、HbA1cという検査値にって診断する場合もあります。HbA1cは、検査の時点から過去1〜2か月の血糖値の平均値を示す検査値です。検査の時点で血糖値が正常域だとしても、HbA1cが高ければ、過去1〜2か月は血糖値が高い状態で推移していたと判断できるので、糖尿病診断の目安になります。

■ブドウ糖負荷試験の判定■
●空腹時(糖負荷前)126mg/dL以上、糖負荷後2時間値200mg/dL以上のいずれかまたは両方を満たす場合は「糖尿病型」と判定されます。
●空腹時110mg/dL未満で、かつ、糖負荷後2時間値140mg/dL未満の場合は「正常型」と判定されます。
●糖尿病型にも正常型にも属さない場合は「境界型」と判定されます。
2006年03月07日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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01 糖尿病ってどんな病気? [Q.1-40]のQ&A

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