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2019年国際糖尿病支援基金・年次報告書


国際糖尿病支援基金・年次報告書
(2019年1月1日〜2019年12月31日)
◎はじめに

 途上国における糖尿病患者さんの恵まれない現状を日本の患者さんや医療スタッフに知っていただくこととともに、そのような患者さんを支援することを目的に発足した「国際糖尿病支援基金」は、2019年で19年目を迎えました。

 2019年も当基金の活動に多くの方々から関心を寄せていただき、ご寄付をいただきましたことを心から御礼申し上げます。皆様の善意と熱意に支えられ、経済的な理由で治療を受けることが困難な糖尿病患者さんを支援することができました。

   この間、個人・団体からは26件の寄付がよせられ、新たに87万8,100円の基金が集まりました。毎年、定期的にご寄付を頂いている方もおり、基金発足以来の寄付金累計は1,562万1,030円になります。
 一方、当期間中に、途上国の糖尿病患者さんの支援のために77万6,874円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は1,511万6,665円となりました。
 皆様からのご支援は、現地では大きな価値を有し、多くの糖尿病の患者さんの命が救われ、大変喜ばれております。

当基金の主な支援先は、下記の通りです。

  1. 1.オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援する「INSULIN FOR LIFE Groval(IFL))」(代表:Ron Raab氏)を通じて、多くの途上国の糖尿病患者さんを支援
  2. 2.南米エクアドルで小児糖尿病患者さんを支援する「Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)」(代表Aracely Basurto Calderon医師)の糖尿病サマーキャンプ
  3. 3.インドで糖尿病の子どもや女性を支援する「Dream Trust」(代表Sharad Pendsey医師)

   

 今後も当基金では途上国の糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におかれた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。

 随時公開されるレポートは、糖尿病ネットワークの「最近の関連情報」コーナーをご覧ください。

 これまでご協力いただきました皆様に改めてお礼を申し上げますとともに、今後とも恵まれない状態に置かれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
 ありがとうございました。



◎2019年の支援活動

支援は、以下の3つの団体を通じて行いました。

  1. IFL(INSULIN FOR LIFE Groval)所在地:オーストラリア

  2.  途上国の糖尿病患者さんに対する活動への支援と、フィリピンにてIFLが主導する形で行われた糖尿病キャンプへの支援金として送金しました。2019年5月にIFLのニール・ドナラン氏と台湾エデュケーター協会のスタッフが、フィリピンのドゥマングエテ市、バコロド市などを訪問し、糖尿病キャンプや血糖測定プログラムへの支援活動を行いました。

    ■2019年フィリピン・バコロド市での糖尿病キャンプについて(IFLレポート)
    https://dm-net.co.jp/idaf/act/update/2019ifl.php

    ■2019年フィリピン糖尿病キャンプへの支援に対する御礼
    https://dm-net.co.jp/idaf/act/update/2019.php

     2020年の活動計画については、2月にIFLのニール・ドナラン氏と、日本、現地のボランティアスタッフがセブ島の刑務所を訪問し、受刑者への血糖測定プログラムを実施しました。しかし、例年5月に行われているフィリピン各地での糖尿病キャンプや検査プログラムについては、新型コロナウイルスの影響により開催の見通しが立っていません。



    支援金合計:20万8,750円
    送金回数:1回

    Insulin for Life Groval(IFL)オーストラリア
    http://www.insulinforlife.org/


  3. FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes)所在地:エクアドル
  4.  FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes Ecuador)へは、国際糖尿病支援基金からの包括的な活動支援と、糖尿病サマーキャンプ「Dulces Amigos 2019」に対して支援を行いました。



    ■2019年エクアドルの糖尿病サマーキャンプ報告
    https://dm-net.co.jp/idaf/act/update/2019fuvida.php



    支援金合計:11万1,550円(送金手数料を含む)
    送金回数:1回

    Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
    http://www.fuvida.org.ec/



  5. ドリームトラスト 所在地:インド

     ドリームトラストへの支援は、例年通り包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。

     スポンサー制度には2019年現在、当基金からの援助により13名の方々によりご協力いただいており、13名の1型糖尿病患者さんが継続して医療支援を受けております。スポンサー費用は主に患者さんのインスリンや診察費、通院にかかる旅費等に使われております。
     ドリームトラストからは、年1回、各スポンサーが支援している糖尿病患者さんのレポートが届き、子供さんの成長ぶりなど現況を知ることができます。


    「国際糖尿病支援基金」が支援をしているドリームトラストの1型糖尿病患者さん
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/sponsoring.php#dt

     ドリームトラストでは、上記のスポンサー制度以外にも、現地の糖尿病の患者さんやその両親を対象とした交流会や糖尿病についての勉強会、社会復帰プログラム等の活動を行っています。

    支援金合計:45万6,574円(送金手数料を含む)
    送金回数:2回


    ドリームトラスト(インド)
    http://www.dreamtrust.org/


◎2019年の募金状況

期間中の寄付件数: 26件
集まった寄付金の合計:87万8,100円

2019年の収支
2018年12月31日繰越金:39万9,139円
2019年内収入(寄付金合計):87万8,100円
同上 支出(支援金+送金手数料): 77万6,874円
2019年12月31日現在 保有資金:50万365円

2020年4月
国際糖尿病支援基金 事務局

2020年05月
国際糖尿病支援基金
  • これまでに寄せられた寄付金
    2,003万9,888円 
  • これまでに実行した支援金
    1,951万7,033円 

(2024年11月現在)

国際糖尿病支援基金とは
国際糖尿病支援基金の活動
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最近の情報

国際糖尿病支援基金が支援する団体
  Insulin for Life
    (IFL:オーストラリア)の活動


  DreamTrust(インド)の活動
  Fundacion Vivir con Diabetes
    (FUVIDA:エクアドル)の活動


  Diabetes Kenya Lifeline
    (JAMBO!:ケニア)の活動

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