2019年フィリピン・バコロド市での糖尿病キャンプについて(IFLレポート)
オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援している、Insulin For Life(IFL)グローバルでは、フィリピンの糖尿病患者さんへの糖尿病キャンプや検査プログラムなど、様々な支援活動を行っています。
今回、IFLスタッフのニール・ドナラン氏より、2019年5月にバコロド市で行われた糖尿病キャンプ等についてのレポートが届きましたので、ご紹介します。
国際糖尿病支援基金はこの団体の活動に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)を支援しています。
2019年5月にフィリピン・バコロド市で行われた「糖尿病キャンプ(日帰り)」には、75名の現地の糖尿病患者さんとその家族が参加し、講演会など様々な活動が行われました。
我々IFLは、台湾エデュケーター協会のクリスティーンさんとクゥアンイーさんと共に、キャンプの参加者へ糖尿病教育プログラムを実施し、ここで学んだことに対して正しい回答をした参加者へ賞を授与しました。
キャンプ終了後、我々は糖尿病療養に必要な資材を参加者へ寄付しました。
写真左の男性ダニロさんは、生まれつき全盲です。彼は現在36歳ですが、12年間、1型糖尿病を患っていると思われます。
写真右の女性、シンディさんは現在20歳です。私が彼女に初めて会ったときは15歳でした。
当時の彼女はとても痩せていて、きちんと歩くこともできず、会話もままならない状態でした。
そんな様子を見て、彼女は亡くなってしまうのではないかとも思っていましたが、毎月、IFLからインスリンを受け取るようになると、見違えるように元気になり、今は幸せな日々を送っています。
次の写真は、バコロド市内にあるマグサイサイ刑務所、ハンドゥナマン刑務所のものです。 私たちのグループ11名は、各刑務所で400名の受刑者の血糖値を測定しました。 そのうち2名の受刑者の血糖値が非常に高く、医療的な処置が必要と判断されました。受刑者の殆どが、非常に血圧が高い状態でした。
これらの刑務所にはインスリンも血糖測定の資材もないため、IFLは各刑務所の医務官に、緊急用として、血糖測定機1台、テストストリップ、インスリンを寄付しました。
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インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリア通じて、フィリピン糖尿病キャンプの活動を支援しています。
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
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口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「フィリピン糖尿病キャンプ支援」とお書き頂きますようお願い致します。