ネットワークアンケート

血糖降下薬の処方変更について

医師・医療スタッフに聞きました

糖尿病治療において、血糖管理の状況や合併症の状態、低血糖の頻度など、血糖降下薬の処方が見直される機会は多くあります。今回は、この処方変更について患者と医療者にアンケートを実施しました。

 
患者アンケートはこちら

「患者が理解しづらいこと」、第1位は「作用や効果」

「処方薬について、最も患者さんが理解できていない(理解しづらい)と感じる情報は何ですか?」と質問したところ、半数以上の医療者が「作用や効果」をあげました。実際、患者を対象にしたアンケートでも、「作用や効果」がもっとも理解しづらいという結果になっています。
一方、医療者を対象にしたアンケートでは「副作用」をあげる医療者は8%程度でしたが、患者を対象にしたアンケートでは3割の患者が「副作用」について理解しづらいと回答しており、医療者の認識と患者の理解に乖離がある可能性があります。【患者対象アンケートはこちら

処方薬について、最も患者さんが理解できていない(理解しづらい)と感じる情報は何ですか? n=171

作用や効果

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薬剤の名前

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副作用(注意事項)

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生活上の注意

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用法・用量

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保管方法

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その他

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処方変更に関する患者説明、「必ずする」が半数以上

なお、処方変更に関する患者説明については、患者に説明をしたことがある医療者のうち、処方変更の際は「必ず説明をしている」という医療者が半数以上、「必要に応じて」が約4割でした。

糖尿病治療薬の処方変更の際、患者さんに変更の理由や内容の説明をどの程度していますか?

Q2
  • 必ず説明している
  • 必要に応じて説明している
  • あまり実施していない
  • その他

処方変更を希望する患者の気持ち

患者対象のアンケートで、約6割の患者が処方を変更してほしいと思ったことがあることがわかりました。また、その理由として一番多かったのが「治療効果に不満があるから」でした。こうした患者さんの声は、医療者の耳に届いているでしょうか?

糖尿病患者さんから処方を変更(薬の種類や量を増やす、または減らす、薬を変更するなど)してほしいとの訴えを聞いたことはありますか?

Q2
  • ある
  • ない

それは、どのような内容でしたか?(複数回答可) n=133

薬剤費を抑えたいから処方を変更してほしい

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薬の服用や投与方法に不満があるから変更してほしい
(注射が大変、薬の服用の仕方やタイミング、薬剤の大きさなど変更したい)

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副作用が心配だから処方を変更してほしい

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治療効果に不満があるから処方を変更してほしい

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具体的な薬剤名を挙げて、薬剤を変更してほしい

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その他

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まとめ

医療者を対象としたアンケートでは、患者さんが処方変更を希望する理由として「薬剤費を抑えたい」「薬の服用や投与方法に不満がある」が多くあげられ、患者を対象としたアンケートとは異なる結果となりました。

<調査概要>
実施時期:2023年 6月
調査方法:インターネット調査
対  象:「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
協  力:株式会社三和化学研究所
<回答者の属性>
医師・医療スタッフ 171 名
職  種:医師 24名、看護師 70名、薬剤師 51名、管理栄養士・栄養士 14名、臨床検査技師 6名、理学療法士 2名、保健師 2名、その他 2名

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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