ネットワークアンケート

医療スタッフのための『糖尿病情報 BOX&Net.』No.65 掲載

糖尿病と感染症

患者さんへのアンケート

医療スタッフに聞きました

感染症流行時において、健常者とは異なる糖尿病患者さんならではの対策として、大切なことは何だとお考えになりますか?

感染症流行時の対策として、「シック・デイ対策」が大切だという医療スタッフが約8割と最も多く、次いで「自宅療養に備えた薬剤や検査機器の備蓄」が6割でした。しかし、患者さん向けのアンケートによると、この2点を心がけている患者さんの割合は3~4割と少し低いことがわかっています。一方、「糖尿病かかりつけ医への相談」については、患者さんの半数以上が心掛けていると答えていました。

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感染症によるシック・デイの予防や対処方法について糖尿病患者さんに指導することはありますか?

感染症対策として大切だというスタッフが多かった「シック・デイ対策」ですが、日ごろの患者指導については「実施している」が7割で、「積極的に指導していない」「指導していない」が3割という結果でした。

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シック・デイ対策について、患者さんの認識が不足していると感じるのはどんなことでしょうか?

それでは、「シック・デイ対策」として、患者さんにどんなことに重点を置いて指導をすればよいでしょうか。スタッフへのアンケートで患者さんの認識が不足していると感じることを尋ねたところ、半数のスタッフが「食事のとり方」「受診のタイミング」「水分の摂取」を挙げています。

感染症になったときに具体的に何をすればいいのかがわかっていれば、患者さんの不安も軽減することでしょう。感染症の流行はいつ起きるかわかりません。患者さんが適切に対応できるよう、日頃の指導をお願いします。

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<調査概要>
実施時期:2020 年 4 月
調査方法:インターネット調査
対象  :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
医療スタッフ 245 名
職種:医師 34 名、看護師 77 名、管理栄養士 58 名、栄養士 4 名、薬剤師 46 名、 臨床検査技師 8 名、理学療法士 2 名、保健師 17 名、その他 6 名 ※重複あり
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このアンケートは、「糖尿病情報BOX&Net.No.65」に掲載されたものです。

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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