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2008年03月25日

「体の曲がり角」を感じる年齢は32歳

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 太りやすくなった、痩せにくくなるなど体の変調を感じた平均年齢は32歳。実感しても4割の人は「余裕がない」「自覚症状がない」「仕事が忙しい」などの理由で生活習慣を変えられない
 ノボ ノルディスク ファーマが実施した意識調査で、ビジネスパーソンが生活習慣についてどう感じているかがあきらかになった。
実感していても4割は生活習慣を変えない
 この調査は、30代、40代の男女1,268名を対象に、ノボ ノルディスク ファーマが2月にインターネットで行った。

 調査によると、太りやすくなった、痩せにくくなった「体の曲がり角」を感じた平均年齢は32.4歳だった。しかし、実際に感じても、38.7%が食事の量を減らす、歩行、家事、運動など体を動かす量(活動量)を増やすことをせず、生活習慣を変えなかったと回答した。

 生活習慣を変えない理由は、「ストレスがあるので変える余裕がない」(31.6%)、「今のところ何も自覚症状がなく差し迫った必要性を感じていない」(23.6%)、「仕事が忙しいので変える余裕がない」(15.6%)が多かった。

 加齢にともない基礎代謝と筋量は低下していく。食事の量、活動量は変わらないのに「体重が増えた」「食事の量を減らしたのに体重が減らなかった」といったことが起こる。

 調査結果について、管理栄養士で健康運動指導士のこばたてるみ氏は「10代後半をピークに基礎代謝も低下してくるため、意識して活動量を増やしつつ、食事の量や内容をコントロールしないと、将来的に糖尿病などの生活習慣病に罹るリスクが高まる」と指摘し、生活習慣病の対策は、健康診断の結果が悪化してからではなく、30歳前後から行うことが理想だと話している。

詳しくはノボ ノルディスク ファーマ(株)のサイトへ

このページの記事はノボ ノルディスク ファーマが3月18日付で発表したプレスリリースを元にしています。


生活習慣と肥満や2型糖尿病などの生活習慣病との関わりについて、下記ページで解説している。 (日本生活習慣病予防協会)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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