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2006年03月10日

1型糖尿病の冒険家、死海からエベレストを目指す

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ゲリ・ビンクラーさん
自転車で7,800キロメートル以上を走りネパールに到着した。
バイエル ヘルスケアのプレスリリースより
 1型糖尿病患者の冒険家ゲリ・ビンクラーさんは、昨年10月初めに、3カ月半の期間で7カ国(ヨルダン、シリア、東トルコ、イラン、パキスタン、インド、ネパール)を横断する旅を始めた。自転車で4,800マイル(7,800キロメートル)以上を走破し、ネパールの首都カトマンズに到達し、2月10日の時点ではエベレスト登頂のための準備をしている。

 ビンクラーさんはこの冒険を、昨年10月にアラビア半島の北部にある死海から始めた。死海は湖面が海面下392メートルにあり、世界で最も低く、排出河川がないため塩分が非常に濃い。そこから海抜8,850メートルの世界の最高峰エベレストに到達することを目指している。この冒険を達成したとき、標高にして合計9,258メートルを移動したことになる。

 ビンクラーさんは冒険をすることで、糖尿病で苦しんでいる患者達を励まし勢いづけ、奮い立たすことができると考えている。彼の計画はバイエル ヘルスケア社によって支援されている。同社は、ビンクラーさんが1メートル登るごとに1ユーロ(約140円 *)を、ドイツ糖尿病財団のスポーツ奨励プログラムに寄付することを約束した。ビンクラーさんが全行程を達成したときには、日本円にして約130万円が寄付されることになる。
* 2006年3月現在

糖尿病であっても、最高のパフォーマンスを

 ビンクラーさんは28歳の時に、1型糖尿病と診断されて以来、20年にわたり1日に数回の血糖測定とインスリンの頻回注射を続けている。彼は糖尿病であっても、世界を旅することや、アウトドアスポーツを続けることを諦めなかった。これまでに、ウィーンマラソンの参加、バルト諸国のサイクリングツアー、サハラ砂漠を単独で横断するなどの旅を実行したきた

 49歳となった現在の主な目標は、エベレスト登頂だ。ビンクラーさんはすでに七大陸の最高峰のうち3つを登頂しており、標高8,850メートルのエベレストは4つ目の挑戦となる。

●詳細はバイエル ヘルスケアのサイト「Viva-Vita - The Bayer HealthCare Press Club」へ(英文)
 http://www.viva.vita.bayerhealthcare.com/(プレスリリース)

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日本医療・健康情報研究所

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