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2005年12月15日
ロシグリタゾンで2型糖尿病患者の運動能力が改善する
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海外の糖尿病治療の研究
インスリン抵抗性改善剤「マレイン酸ロシグリタゾン」(以下 ロシグリタゾン、海外での製品名:Avandia)で治療すると、2型糖尿病患者の運動能力が改善するという米国で行われた研究報告が、「Diabetes Care」12月号に掲載された。ロシグリタゾンは日本では承認申請中。
研究者らはロシグリタゾンで治療を行うことで血管内皮機能が改善されるのを受け、合併症のない2型糖尿病患者20名を対象に、ロシグリタゾンで治療することで運動能力が向上するかどうかを検討した。
ロシグリタゾン群を投与した群と投与しなかった群を比較した結果、ロシグリタゾン群では空腹時血糖値とインスリン抵抗性の指標が改善し、4カ月間のロシグリタゾン投与後の最大酵素摂取量が有意に改善した。
運動療法は糖尿病の治療の基本のひとつだが、2型糖尿病患者ではインスリン抵抗性により心血管に障害が起きることがあり、強度を高くした運動を行うのが難しい場合がある。そのため患者によっては、運動が十分に行われていないことが知られている。
Diabetes Care 2005 28: 2877-2883.
●詳細は「Diabetes Care」のサイトへ(英文/要約)
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