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2005年12月12日
GLP-1アナログ製剤 低血糖をおこさず血糖コントロール
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後期第2相試験の結果発表
ノボ ノルディスク ファーマは、ヒトGLP-1アナログ製剤「リラグルチド」後期第2相試験の結果を発表した。
リラグルチドは1日1回投与で使用されるヒトGLP-1アナログ製剤。試験はプラセボを対照とした無作為二重盲検試験で、それまで食事療法または経口剤により治療を行っていた2型糖尿病患者165名を対象に14週の単剤療法を行った。
リラグルチド投与群ではプラセボ群と比較して、1.5%から2%低いHbA1cを達成できた。目標値として設定されていたHbA1c7%以下を達成した患者の割合は、プラセボ群の8%に対して、最も高用量の投与群では45%以上だった。試験開始前の平均HbA1cの平均値は8.5%弱だった。
最高用量投与群では空腹時血糖値が54mg/dL以上改善した。さらに、開始時に約90kgであった被験者の体重は平均3kgほど減少した。
リラグルチドは悪心が5-10%程度報告され、忍容性が良好なことが示された。消化管の副作用は治療開始当初に最も多く現れ、その後大幅に減少した。血糖値の改善にも関わらず、重大な低血糖も軽度の低血糖は全く起きなかった。
来年2月には3,800名の患者を対象とした第3相試験の開始を予定しているという。国内では12月現在、第2相試験を実施している。
ノボ ノルディスク ファーマ(株)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所