糖尿病Q&A1000
Q.912 アルコールについてはどうですか?
アルコール摂取は食道がんなどのリスクを高める一方、適量であればからだによい面もあることが、さまざまな調査研究で示されています。ただしそれらの研究は糖尿病の人を調査対象にしたものではなく、あくまで一般論です。しかも‘適量’というのはビールならせいぜい1日に中ビン半分から1本までという程度で、ごく微量にすぎません。その量を過ぎると害のほうが強くなります。
お酒を飲むときに、この程度の量を「適量」だと思える方は、そう多くはないでしょう。ですから多くの場合、やはり「原則禁酒」としたほうが、からだにはよいと言えます。糖尿病の人の場合は、アルコールによって食事摂取量を守れなくなる、塩分摂取量が増える、危険な低血糖を起こしかねないといった問題もあります。
お酒を飲むときに、この程度の量を「適量」だと思える方は、そう多くはないでしょう。ですから多くの場合、やはり「原則禁酒」としたほうが、からだにはよいと言えます。糖尿病の人の場合は、アルコールによって食事摂取量を守れなくなる、塩分摂取量が増える、危険な低血糖を起こしかねないといった問題もあります。
2006年05月24日
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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12-3 たばこやアルコールのQ&A
- Q.909 たばこをやめるように言われますが、糖尿病の治療にどんな影響があるのでしょうか?
- Q.910 たばこの害悪をわかっていてもやめられない場合は、どうすればよいでしょうか?
- Q.911 たばこを吸っている人が禁煙すると太るといいます。太るのは糖尿病の治療によくないのでは?
- Q.912 アルコールについてはどうですか?
- Q.913 糖尿病患者にとって、アルコールはなぜよくないのでしょうか?
- Q.915 アルコールと高血圧の関係は?
- Q.914 アルコールのエネルギー量を考えながら飲めばよいのですね。
- Q.916 アルコールと中性脂肪の関係は?
- Q.917 アルコール性低血糖について教えてください。
- Q.918 アルコールと神経障害、肝炎との関係を教えてください。
- Q.919 糖尿病では「原則禁酒」ということでしたが、原則以外の“例外”はどんなケースでしょうか?
- Q.920 宴席でお酒を飲むのは避けられないのですが…