糖尿病Q&A1000
Q.821 どのようなときに妊娠糖尿病と診断されるのですか?
妊娠糖尿病の診断基準は、糖尿病の診断基準とは異なります。糖尿病の診断基準が高血糖による慢性合併症が起こる血糖レベルをもとに設けられているのに対して、妊娠糖尿病はQ.820で解説したようなことを防ぐために診断する意味があるからです。
通常の糖尿病の診断基準で診断したのでは、妊娠糖尿病として管理しなければいけない状態の多くを見逃してしまうことになります。
経口ブドウ糖負荷試験で、空腹時血糖値が92 mg/dL以上、1時間値180mg/dL以上、 2時間値153mg/dL以上のいずれか一つに該当する場合に診断しています。
通常の糖尿病の診断基準で診断したのでは、妊娠糖尿病として管理しなければいけない状態の多くを見逃してしまうことになります。
経口ブドウ糖負荷試験で、空腹時血糖値が92 mg/dL以上、1時間値180mg/dL以上、 2時間値153mg/dL以上のいずれか一つに該当する場合に診断しています。
2006年05月22日
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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10-2 妊娠糖尿病のQ&A
- Q.818 妊娠糖尿病とは、どのような糖尿病ですか?
- Q.819 糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病を区別するのはどんな意味があるのですか?
- Q.820 なんのために妊娠糖尿病を診断するのでしょうか?
- Q.821 どのようなときに妊娠糖尿病と診断されるのですか?
- Q.822 なぜ妊娠によって血糖値が高くなるのでしょうか?
- Q.823 妊娠糖尿病と診断されたら、どうすればよいでしょうか?
- Q.824 自分が妊娠糖尿病になるかどうか、妊娠前にわかりますか?
- Q.825 2型糖尿病になりやすい体質の人が妊娠糖尿病になりやすいのですね。では、1型糖尿病になりやすい人が、妊娠をきっかけに発病するようなケースはあるのでしょうか?
- Q.826 劇症1型糖尿病も妊娠糖尿病ですか?
- Q.827 妊娠中に劇症1型糖尿病になると、どうなりますか?