糖尿病Q&A1000

Q.809 妊娠中の薬物療法についてはどうでしょうか?

 厳格な血糖コントロールの実現のために、インスリンの注射量をこまめに調整します。そのためには、食前・食後、就寝前の血糖測定が必要です。
 妊娠によって通常、インスリンの必要量は少しずつ増えます。これは、妊娠時には胎盤から、インスリンを分解するように働くインスリン拮抗ホルモンが分泌されたりして、母体はインスリン抵抗性の状態になるからです。血糖コントロールのために必要な注射量は、妊娠前の1.5〜2倍ぐらいに増加します。
2006年05月18日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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10-1 糖尿病女性の妊娠・出産のQ&A

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