糖尿病Q&A1000

Q.627 高齢者の場合、低血糖についてはどのような注意が必要なのでしょうか?

 低血糖が起きると通常は冷や汗をかいたり、動悸がしたり、手足が震えたりするのですが、高齢者ではこれらの症状が現れにくく、そのために対処が遅れて重症の低血糖になってしまうことがあります。これには、加齢による自律神経障害によるものと考えられています。
 高齢者の低血糖の自覚症状としては、眠い、ふらふらする、ぼーっとする、など、低血糖になっているとは判断しにくいありふれた症状が多い傾向があります。そしてこのような症状が現れているときに立ち上がろうとして、転んでしまい頭を打ったり骨折したりするという危険性も潜んでいます。
2006年05月11日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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08 高齢の患者さんに起こりがちな諸問題 [Q.611-640]のQ&A

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