糖尿病Q&A1000

Q.589 α-グルコシダーゼ阻害薬を服用していると、なぜ砂糖では駄目なのですか?

 ブドウ糖は単糖類なのですぐに身体に吸収されますが、砂糖は二糖類ですからブドウ糖になるまで消化されてから吸収されます。そしてα-グルコシダーゼ阻害薬は、砂糖などの二糖類や多糖類の消化のスピードを遅くすることで、食後に血糖値が急に上昇するのを防ぐ薬です。ですからα-グルコシダーゼ阻害薬を服用している人が低血糖時に砂糖を口にしても、なかなか血糖値が上がってきません。このためα-グルコシダーゼ阻害薬を服用している人は、ブドウ糖を携帯しておく必要があるのです。
 ただし、砂糖が全く役立たないわけではないので、もしも低血糖になったときにブドウ糖やブドウ糖を含む飲み物などが近くになかったら、まず砂糖を口にしてください。Q.586でお話ししたように、低血糖に対する対処法の最大のポイントは、とにかく早く糖分を口にすることですから、ブドウ糖にこだわるあまり、糖分を口にするタイミングが遅れてしまうのはよくありません。
2006年05月11日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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07 低血糖の対処法 [Q.561-610]のQ&A

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