糖尿病Q&A1000

Q.11 ブドウ糖負荷試験の糖尿病の診断基準は、Q.8の説明の「血糖値が多少高い程度」にあてはまると思います。その程度の血糖値なら「ほとんど症状は現れない」ということでした。症状が現れない程度の状態を、なぜ糖尿病と診断するのでしょうか?

自覚症状に現れない程度の高血糖(血糖値が通常よりも高いこと)でも、からだにとっては大変な負担となっているのです。その負担は、全身にさまざまな障害を起こします。わかりやすくいうと、高血糖はからだの老化を極端に早める状態だといってよいでしょう。その結果、「合併症」と呼ばれる本当は防げるはずの病気が起きてきて、取り返しのつかない事態を招いてしまいます。
 自覚症状に現れない程度の高血糖でも合併症が確実に発症・進行することが、医学的に明らかになっています。
2006年03月07日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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01 糖尿病ってどんな病気? [Q.1-40]のQ&A

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