糖尿病の用語辞典
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[生活習慣病]食べすぎや運動不足、精神的ストレスの連続、睡眠不足など、好ましくない生活習慣が発病に深く関係している病気のこと。ただし、生活習慣に問題があっても、病気になりやすい体質がなければ発病しません。生活習慣病に該当するおもな病気は、がん、糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化、虚血性心疾患、脳血管障害、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎や肺気腫)、脂肪肝、歯周病などです。
生活習慣病は以前、「成人病」と呼ばれていました。しかし、これらの病気の発症年齢が低下し、成人だけではなく小児期にも発病するケースが増えたことや、生活習慣次第で病気をかなり
[正常型]
経口ブドウ糖負荷試験で、ブドウ糖溶液を飲む前(糖負荷前)の空腹時血糖値が110mg/dL未満、かつ、糖負荷後2時間の血糖値が140mg/dL未満のこと。糖尿病を発病する心配は当面ありません。ただし正常型でも糖負荷後1時間の血糖値が180mg/dL以上の場合は、糖尿病を発病したり、動脈硬化が進みやすい状態であるので、「境界型」に準じて取り扱われます。
[正常高値]
検査値が正常範囲にあり、病気の診断基準にはあてはまらないものの少し高く注意が必要な状態で、治療が必要なこともあります。血糖に関しては空腹時血糖値100〜109mg/dL、血圧に関しては収縮期血圧130〜139mmHgまたは拡張期血圧85〜89mmHg、脂質に関してはLDL-コレステロール120〜139mg/dLが該当します。
[監修] 後藤 由夫 先生 (東北大学名誉教授)
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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