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エクアドル小児糖尿病患者のエリカさん

 南米エクアドルで糖尿病患者さんを支援する Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)より、現地の小児糖尿病患者さんのレポートが届きましたので、ご紹介します。

 国際糖尿病支援基金はFUVIDAの活動に賛同し、 インスリン・フォー・ライフ(IFL)を通じて支援しています。



 私の名前はエリカです。今は17歳で、9歳のときに糖尿病と診断されました。診断される前、約1ヶ月ものあいだ体の具合が悪く、体重もかなり減りました。

 そのあいだ、自分が何の病気にかかっているのか知らずに、ただ症状を取り去りたいという思いから、いろいろな薬を飲んでいました。しかし、症状は全く良くならず、最終的に呼吸困難に陥りました。

 呼吸困難に陥ったことで入院せざるを得なくなりました。母の話によると、私はほとんど意識がない状態で一週間の集中治療を受けたそうです。微かに覚えていることと言えば、自分が病室のベッドに横になっていることと、そのベッドのとなりで泣いている母、立ち尽くしている家族の姿です。

 意識が回復すると、すぐにお医者さまがやってきて、私が糖尿病であることを知らされました。同時に血糖値をコントロールするために死ぬまで薬を注射する必要があることも告げられました。お医者さまがおっしゃったことは、当時9歳の私にとっては理解しがたいことでした。

 その日から、病気とともに生きていくという全く別の人生が始まりました。当初は情緒不安定な日々が続き、お医者さまの言うことも聞かずにいました。日々の注射への恐怖から母にあたりちらすこともありました。
さらに髪の毛が抜け落ちるという症状まで出てきました。はっきりとした原因はわかりませんでしたが、思い当たるのはお医者さまに指示された食事療法です。その食事は私の体には合わず、体重もさらに減っていきました。当時の私は糖尿病に関する知識もなく、絶望感の中でただ怯えていることしかできませんでした。



 そんなときFUVIDAのことを知りました。FUVIDAとの出会いが私の人生を大きく変えてくれました。FUVIDA代表のアラセリーさんは薬の提供をはじめ、私の糖尿病治療の手助けをしてくれたり、糖尿病に関するセミナーやミーティングに母と私を連れていってくれたりしました。 私はFUVIDAを通して糖尿病に関する多くのことを学びました。

  さらにFUVIDAを通して、私と同じように糖尿病を抱えている人達と知り合うこともできました。その人達と、私が1人で悩んでいたことなどを話し、共有できたことはとても助けになりました。

 当時の私はまだ幼かったこともあり、お医者さまに糖尿病であることを診断されたときは、私より母や兄弟のほうが辛かったと思います。私がその頃、最も辛く感じていたことは、母が私の看病と私の薬代を手に入れることを優先するために家に帰る時間が遅くなり、病院の床で寝ているのを目にすることでした。

(左)FUVIDAの糖尿病サマーキャンプに初めて参加した頃のエリカさん。
(右)現在のエリカさん。

 私は糖尿病を抱えてはいますが、今ではFUVIDAのおかげで普通の生活を送ることができるようになりました。なによりFUVIDAに感謝していることは、私の家族が以前のように幸せに暮らせる手助けをしてくれたことです。

翻訳協力:鈴木 有 様



 エクアドルでは、糖尿病の患者さんへの支援が十分でないために、オーストラリアの「インスリン・フォー・ライフ(IFL)グローバル」などの団体が定期的にFUVIDAへ、糖尿病療養に必要な物資を支援しています。




【Español】
UNA HISTORIA REAL#1 Erika

Me llamo Ericka, tengo 17 años hace 9 años me detectaron diabetes. Cai en un coma diabetico porque estuve un mes enferma y perdia mucho peso, durante ese mes no sabia que tenia diabetes y tomaba medicamentos para tratar mis sintomas sin saber lo que en verdad estaba enfrentando.

Cai en coma diabetico y tuvieron que internarme en el hospital, pase en terapia intensiva una semana inconsciente y los medicos no decian nada de mi condicion, esto me cuenta mi mama, ya que lo que recuerdo es haberme despertado en una habitacion comun y corriente del hospital y ver a mi familia alrededor de mi cama y a mi mama llorando a lado mio.

Al despertar la doctora fue directa conmigo y me dijo que tenia diabetes y que de ahora en mas tenia que inyectarme toda la vida para poder controlar la enfermedad. La verdad fue una sensacion horrible, no sabia que esperar despues de eso, yo solo tenia 9 años y me decian cosas que no lograba entender.

Desde ese momento comenzo una nueva parte de mi vida, donde tenia que aprender a vivir con la diabetes. Al principio me sentia mal y no queria hacer nada de lo que me dijeron los medicos, no me queria inyectar y le hacia berrinches a mi mama, lloraba mucho porque no me gustaban las inyecciones.

Ademas aparecieron otros efectos como la perdida del cabello, se me caia mucho y no sabia porque, lo unico que podia imaginar es que la dieta que me habian mandado no me hacia bien y me estaba debilitando. No teniamos mayor informacion y estaba realmente asustada, hasta puedo decir que mi mundo se desmoronaba.

En ese momento fue donde aparecio la fundacion y comenzo a ser una parte muy importante de mi vida, es el lugar donde aprendi en verdad lo que es la diabetes. Conoci a la presidente de la FUVIDA, ella me ayudo con mi tratamientos y junto a mi mama ibamos a las reuniones para que nos explique lo que necesitabamos saber acerca de esto.

FUVIDA me ayudo con los medicamentos y ademas de eso me permitio compartir con personas que conocian la situacion que estaba viviendo y podia sacar muchos sentimientos que tenia desde hace tiempo.

En lo personal y como era chiquita cuando me lo diagnosticaron no sufri mucho por la diabetes, sin embargo mis hermanos y mi mama fueron los que mas sufrieron con esto, se me partia el corazon ver a mi mama dormir en el hospital tratando de conseguir los recursos para mis medicinas, ella tuvo que dormir en cartones a veces y eso aunque era pequeañosa me dolia mucho.

Estoy tan agradecida con la fundacion ya que me ha permitido tener una vida normal aun sabiendo que tengo diabetes, y lo que mas agradezco es que hayan ayudado a mi familia a superar esto y que mi mama y mis hermanos vuelvan a estar felices y tranquilos.

 国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、2008年よりFUVIDAの活動を支援しています。

 FUVIDAの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。

 御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。

振込口座(郵便局):
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「FUVIDA支援」とお書き頂きますようお願い致します。

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2014年07月
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(2024年11月現在)

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