2007年5月
■ 2007年5月オーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)から、アゼルバイジャンの写真が送られてきましたので、ご紹介します。
アゼルバイジャンは、カスピ海の西南岸に位置する西アジアの国です。IFLは同国の糖尿病患者さんを支援するために、4月に2,040ミリリットルのインスリンを送付しました。
写真の一番左に写っている黒い服を着ている女性は糖尿病専門医で、昨年の9月にデンマークのコペンハーゲンで開催された第43回欧州糖尿病学会(EASD2006)の会場でお会いしました。彼女は同国の特に若年層の糖尿病患者の療養に取り組んでいます。
糖尿病が感染症と誤解されていることが多く、学校などで啓発活動に力を入れておられます。他の国々と同様に1型糖尿病は増加傾向にあり、インスリンは常に不足しており、IFLからの支援によって、多くの患者さんの命が助かっているそうです。
国際糖尿病支援基金会長 森田繰織
2007年05月