患者さんのほんね、医療者のホンネ
2013年08月27日
第3回 災害への備え -東日本大震災からの教訓-
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、東北地方の太平洋沿岸を中心に壊滅的な被害を受けました。この災害によって15,000人以上が亡くなられ、現在でも2700人もの方々の行方がわからないままです。避難された人の数はピーク時には50万人にも上り、被災地はもちろんのこと、日本全国を大混乱に陥れました。関係者の皆様の一日も早い復興を、 心よりお祈り申し上げます。
当時のこのような状況を受け、糖尿病ネットワークでは、「災害に対する備え」というテーマで2011年5月にアンケートを実施し、糖尿病患者さんや医療スタッフの皆さんの肉声をお届けするとともに、今後への教訓として活かすための貴重な資料として発表いたしました。
そして、今回の「患者さんのほんね、医療者のホンネ」では、震災から2年が過ぎ、この貴重な教訓を忘れることがないよう、このアンケートをもう一度ひも解き、当時紹介しきれなかったアンケートの自由記述欄を抜き出して掲載しています。ぜひ御一読いただき、皆様の今後の災害に対する備えの一助となれば幸いです。
【アンケート調査実施:2011年5月】
患者さんのホンネ
- 東日本大震災で被災された方、過去に自然災害などを経験された方より〜糖尿病の療養生活上でお感じになられたことや、注意が必要と思ったこと、今後の教訓〜
- 東日本大震災の様子を見て、経験されて、糖尿病であることで不安なこと、主治医・医療スタッフに聞いてみたいことなど、感じたこと
- 災害時の「非常用持ち出し袋」に入れて、糖尿病の療養生活に役立つと思うもの、必要なもの
医師・医療スタッフのホンネ
このアンケートの結果・解説はこちら
このアンケート調査は2011年5月に行われたものです。それぞれのコメントにある、HbA1cの表記をはじめ、治療指針、医療制度、保険制度、法令等は、アンケートを実施した当時の状況のものです。現在のものと異なる部分もありますが、ご了承ください。
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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