ネットワークアンケート

インスリン注射の記録

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 インスリン治療を受けておられる患者さんで、血糖自己測定の結果を記録されている方は多いと思いますが、インスリン注射の記録はどうでしょうか? 注射した時間や単位数を記録したり、その記録を医師に見せているという方はどれくらいおられるでしょうか? 患者さん485名に聞いたアンケート結果をご紹介します。(このアンケートは「インスリン注射の打ち忘れ」アンケートと合同で行いました)

<ご報告>
今回のアンケートは、患者さん485名にご回答いただきました。糖尿病ネットワークより、国際糖尿病支援基金に お一人50円分、合計24,250円の寄付をおこないましたのでご報告申し上げます。ご協力ありがとうございました。

調査概要・回答者属性はこちら

アンケート調査結果のまとめ

患者さんの約4割は、インスリン注射の時間や単位数を「記録していない」

 インスリン注射した時間や単位数を記録しているかどうか聞いたところ、半数以上の患者さんが「いつも記録している」と回答しました。「ときどき記録している」という人と合わせると約6割でした。
 一方、「記録していない」と回答した人は約4割。糖尿病のタイプ別でみると、1型糖尿病患者さんで約3割、2型糖尿病患者さんでは約半数が「記録していない」と答えています。

注射した時間や単位数を記録していますか?

Q1 Q1 Q1

記録をつけている患者さんの約6割が 「面倒」

 では、インスリン注射の記録をつけている患者さん*は、どのような方法で記録しているでしょうか。約7割の人が「自己管理ノートなどの記録帳」と回答しました。「CGMやFGM、SMBG機器に登録」「ご自身で管理ソフトやアプリなどのサービスを利用」は約3~4割でした。

*インスリン注射の時間や単位を「いつも記録している」「ときどき記録している」と答えた患者さん305名

どのような方法で記録していますか?【複数回答可】

Q2 Q2

 また、インスリン注射の記録をつけている患者さんに、記録が面倒かどうか聞いたところ、約6割の人が「とても面倒」「まあまあ面倒」と回答しました。
 記録方法別に見ると、「自己管理ノートなどの記録帳」「CGMやFGM、SMBGの機器に登録」「ご自身で管理ソフトやアプリなどのサービスを利用」のいずれの記録方法においても、「とても面倒」「まあまあ面倒」が約6割という結果となりました。

ご自身でインスリン注射の記録をつけることを、面倒に感じますか?

Q3
Q3 Q3 Q3

約8割が「医師や医療スタッフと記録を共有」

 今回、インスリン注射の記録をつけていると答えた患者さんのうち、約8割の人が、診察時に医師や医療スタッフに記録を「毎回見せる」「ときどき見せる」と回答しています。
 また、「記録を医師や医療スタッフと共有することは、ご自身の治療や血糖コントロールの改善に役立つと思いますか?」という質問に対しては、約9割が「とても思う」「まあまあ思う」と回答。記録を医師や医療スタッフと共有するメリットを感じている患者さんが多いようです。

診察時、インスリン注射の記録を医師や医療スタッフに見せていますか?

Q4

インスリン注射の記録を医師や医療スタッフと共有することは、ご自身の治療や血糖コントロールの改善に役立つと思いますか?

Q5

記録をつけない理由NO.1は、「必要性を感じない」

 一方、インスリン注射の時間や単位数を「記録していない」と答えた患者さん180名にその理由を聞いたところ、「必要性を感じないから」という声が最も多く、次いで「面倒だから」という声があがりました。

インスリン注射の記録をつけない理由は何ですか?【複数回答可】

Q6 Q6

自動で記録するサービスや機能があったら? 約9割が「使ってみたい」

 最後に、インスリン注射した時間や単位が自動で記録されるサービスや機能があったら使ってみたいですか?」という質問をしたところ、約9割が「とても使ってみたい」「やや使ってみたい」と答えました。

インスリン注射した時間や単位数が自動で記録されるサービスや機能があったら使ってみたいですか?

Q7
まとめ

 今回のアンケートでは、インスリン注射について「毎回」または「ときどき」記録している人が約6割。そのうち約9割の人が、記録を医師や医療スタッフと共有していました。一方、記録をつけていない患者さんの理由としては「必要性を感じないから」というのが最も多くあがりました。

 前回のアンケート「インスリン注射の打ち忘れ」で、患者さんの2人1人がインスリン注射を打ち忘れたり、注射の時間が遅れたりした経験があり、また約4割の患者さんが、注射をしたかどうかわからなくなる経験をしていることがわかっています。▶ アンケート「インスリン注射の打ち忘れ」

 記録をつけることでインスリン注射の失敗の対策になったり、記録を医師や医療スタッフと共有することで、より適切な指導につながるかもしれません。とはいえ、「面倒」な点は改善したいものですね。

インスリン注射の記録について、患者さんに質問してみませんか?

調査概要
実施時期
2019 年 12月
調査方法
インターネット調査
対象
インスリン注射による治療を受けている糖尿病患者さん
共催
糖尿病ネットワーク・ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 JP21DH00001
回答者数
485名
回答者属性
性別
男性 273名、女性 211名、その他 1名
年齢
10歳未満 10名、10代 14名、20代 16名、30代 29名、40代 104名、50代 156名、60代 99名、70代 49名、80歳以上 8名
タイプ
1型糖尿病 322名、2型糖尿病 157名、妊娠糖尿病 0名、その他の糖尿病 6名
病歴
1年未満 47名、1~2年 53名、3~5年 88名、6~9年 63名、10~19年 128名、20~29年 60名、30年以上 46名
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※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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