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2007年03月01日

航空機への手荷物の持込みに新ルール 国際線で

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 今月1日から、航空機に手荷物を持込むときの手荷物検査で、液体物は透明な袋に入れて提示することが求められるようになった。
 昨年8月に英国で起こった航空機爆破テロ未遂事件を受け、国際民間航空機関(ICAO)が定めた国際線に保安についてのガイドラインを受けたもの。

 手荷物として機内に持込める液体物は、100ミリリットル以下の容器入りのものに限られる。また、容量1リットル程度の透明な袋1つに容器ごと入れる必要がある。

 国際線の機内への持込みのときに規制対象となるものは幅広く、水、飲料、スープ、シロップ類、クリーム、ローション、オイル類、香水、マスカラ等化粧品、スプレー、シェービングフォーム、整髪ジェル、シャンプー類、歯磨き粉、洗顔クリーム、ヘアスプレー、液体石けんなどが含まれる。

 インスリンなど医師に処方された医薬品、糖尿病の治療に必要な薬の機内への持込みは可能。しかし、処方箋の写しや薬袋といった、機内で必要であることを示すものの提示が求められることがあるので注意が必要となる。
 (国際線の航空機への持込みについてはこちらで、米国で旅客機に搭乗するときの注意についてはこちらで紹介されている)。

 今回の措置は、国際線のみに適用されるもので、国内線については従来通り、液体物の機内持込ができる。

●詳しくは国土交通省のサイトへ
 国際線の航空機内への液体物持込制限の導入について

関連情報
米国テロ警戒網 インスリン機内持ち込みは許可

 米国で航空機に搭乗するときの注意点について、米運輸安全局(TSA)のサイトで紹介されている。(英文)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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