糖尿病Q&A1000

Q.814 羊水過多症、妊娠高血圧症候群とは?

 羊水は羊膜内を満たしている液体で、羊膜からの分泌と胎児の尿で構成されています。母体の外からかかる圧力が胎児に直接かかるのを防いだり、胎児が手足を自由に動かせる環境を作ってその発育を助けるといった役割をもっています。
 羊水の量は妊娠周期によって変りますが、最も多くなる妊娠28週ごろで700mLぐらいです。羊水が800mL以上を羊水過多、それによってなにかしらの症状が現れると羊水過多症とされます。羊水過多症では、早期破水、胎児の発育が遅れる、奇形、周産期死亡などの頻度が高くなります。
 妊娠高血圧症候群についてはQ.789を参照してください。
2006年05月18日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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10-1 糖尿病女性の妊娠・出産のQ&A

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