2017年ドリームトラスト(インド)の活動報告(1)
インドで現地の糖尿病患者さんを支援しているドリームトラストより、近況を報告するレポート届きましたので、ご紹介します。
ドリームトラスト代表のシャラッド・ペンデセイ医師は、糖尿病の足病変に関する長年の研究業績が認められ、この度「National Diabetic Foot Excellence award」の最優秀賞を受賞しました。
ペンデセイ医師が「National Diabetic Foot Excellence award」最優秀賞を受賞しました。
ドリームトラスト代表のシャラッド・ペンデセイ医師は、インド国内にて約30年間にわたり「糖尿病の足病変の研究」を行っており、この領域においては、世界的にも有名な方です。
この度、インドのムンバイにおいて、糖尿病と足に関する国際学会が行われ、ペンデセイ医師は「National Diabetic Foot Excellence award」最優秀賞を受賞しました。
また、糖尿病の足の予防と管理に関する書籍「Diabetic foot: Practical guide on prevention and management of diabetic foot (糖尿病の足に関する実践ガイド)」の発売について、この場で発表されました。
インドは、日本のような入浴の習慣がなく、また浴室設備等の不足に加え、感染症が蔓延しやすい気候も関係しています。中には靴を履かずに生活する人もいるため、足に傷を負うことが多く、特に糖尿病患者さんの足病変が非常に多いと言われています。
インドと同じような条件を抱えているアフリカ諸国では、足病変の専門医たちは、先進国ではなくインドへ研修に行くケースが多いようです。ペンデセイ医師のお陰で、30年間で約1,000人以上の糖尿病の患者さんが足の切断を免れたそうです。
National Diabetic Foot Excellence award受賞者(右から2番目がペンデセイ医師)。 |
この国際学会には、国内外から約300名が参加し、ペンデセイ医師の他にインド、イギリス、スペイン、オランダなど各国の足病変の研究を行っている大学教授が賞を受賞しました。
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リンク・シン氏がドリームトラストを訪問しました。
インド人で初めて、アメリカでプロ野球選手にとなったリンク・シン氏が、ドリームトラストを訪問しました。シン氏は、ハリウッド映画「ミリオンダラー・アーム」のモデルともなった人物です。
シン氏のスピーチに、多くの小児糖尿病患者さんとその両親達が勇気づけられました。
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海外の糖尿病患者さんが、ドリームトラストを訪問しました。
イギリス人のフォックスさん一家が、インド・ナグプールにあるドリームトラストを訪問しました。
息子のオリバー君は1型糖尿病患者です。
フォックスさん一家は、ロンドンでドリームトラストの糖尿病患者さんを支援する
Pendsey Trustにおいて、ボランティア活動を行っています。
その後、ナグプール市内にある「センターポイントホテル」にて、フォックスさん一家とドリームトラストの小児糖尿病患者やその両親達との交流会が行われました。今回の訪問で、オリバー君はさらにドリームトラストの活動を知ることが出来ようです。
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関連サイト
ドリームトラスト(インド)
国際糖尿病支援基金が支援するインドの糖尿病患者さん
国際糖尿病支援基金
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