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2012年国際糖尿病支援基金・年次報告書


国際糖尿病支援基金・年次報告書
(2012年1月1日〜2012年12月31日)
◎はじめに

 途上国における糖尿病患者さんの現状を日本の患者さんや医療スタッフに知っていただくこととともに、そのような患者さんを支援することを目的に発足した「国際糖尿病支援基金」は、2012年12月で11年目を迎えました。

 2012年も当基金の活動に多くの方々から関心を寄せていただき、ご寄付をいただきましたことを心から御礼申し上げます。皆様の善意と熱意に支えられ、経済的な理由で治療を受けることが困難な糖尿病患者さんを支援することができました。

   この間に個人・団体からは35件の寄付がよせられ、新たに112万2,600円の基金が集まりました。毎年、定期的にご寄付を頂いている方もおり、基金発足以来の寄付金累計は858万1,084円になります。
 一方、当期間中に、途上国の糖尿病患者さんの支援のために95万3,376円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は780万1,168円となりました。
 皆様からのご支援は、現地では大きな価値を有し、多くの糖尿病の患者さんの命が救われ、大変喜ばれております。

 主な支援先は、オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援する「INSULIN FOR LIFE Groval(IFL))」(代表:Ron Raab氏)、インドで糖尿病の子どもや女性を支援する「ドリームトラスト」(代表Sharad Pendsey医師)や、南米エクアドルの小児糖尿病患者さんを支援する「Fndacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)」(代表Aracely Basurto Calderon医師)サマーキャンプに対して、行ないました。

 また、新たな支援先として、アフリカ・ケニアで糖尿病患者さんを支援する「Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)プロジェクト」(代表Kirtida Acharya)が発足し、この活動に対しても支援を行いました。

   

 今後も当基金では途上国の糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におか れた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。

 これまでご協力いただきました皆様に改めてお礼を申し上げますとともに、今後とも恵まれない状態に置かれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
 ありがとうございました。



◎2012年の支援活動

支援は、以下の4つの団体を通じて行いました。

  1. IFL(INSULIN FOR LIFE INC)所在地:オーストラリア

  2.  途上国の糖尿病患者さんに対する活動への支援と、2012年11月24日に京都で開催された「第9回IDF(国際糖尿病連)西太平洋地区会議」において、共同で出展を行いました。
    会期中は多くの方々が我々のブースを訪れ、途上国の糖尿病患者さんの実情と我々の活動内容を紹介し、関心を寄せて頂きました。


    「第9回IDF(国際糖尿病連)西太平洋地区会議」出展の様子

    ■第9回IDF(国際糖尿病連合)西太平洋地区会議におけるインスリン・フォー・ライフとの共同出展について
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/9idf.php

    ■森田会長の「わが友、糖尿病」第9回IDF(国際糖尿病連合)西太平洋地区会議に参加して
    http://www.dm-net.co.jp/sally/2013/01/9idf.php



    支援金合計:23万7,770円(送金手数料含む)
    送金回数:2回


    Insulin for Life Groval(IFL)オーストラリア
    http://www.insulinforlife.org/

  3. FUVIDA(Fundacion Vivir con Diabetes)所在地:エクアドル


  4. 2012年のキャンプの様子



     IFLを通じて、FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes Ecuador)が主催する小児糖尿病サマーキャンプ「Dulces Amigos 2012」に対し、支援を行いました。

    子供たちは、この糖尿病サマーキャンプの開催をとても楽しみにしています。 2013年も7月31日から8月4日にかけて行われる予定です。

    ■2012年エクアドルのFUVIDA糖尿病サマーキャンプへのご支援をお願いします
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/support/fuvida/report/2012-fuvida-1.php



    支援金合計:12万1,905円
    送金回数:1回


    Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
    http://www.fuvida.org.ec/


  5. ドリームトラスト 所在地:インド

     ドリームトラストへの支援は、例年通り国際糖尿病支援基金からの包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。



     スポンサー制度には2012年現在、16名の方々によりご協力いただいており、16名の1型糖尿病患者さんが継続して医療支援を受けております。スポンサー費用は主に患者さんのインスリンや診察費、通院にかかる旅費等に使われております。
     ドリームトラストからは、年1回、各スポンサーが支援している糖尿病糖尿病患者さんのレポートが届き、子供さんの成長ぶりなど現況を知ることができます。


    「国際糖尿病支援基金」が支援をしているドリームトラストの1型糖尿病患者さん
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/sponsoring.php#dt

     ドリームトラストでは、上記のスポンサー制度以外にも、糖尿病の患者さんやその両親を対象とした交流会や糖尿病についての勉強会、ピクニック、社会復帰プログラム等の活動を行っています。

    支援金合計:51万4,859円(送金手数料を含む)
    送金回数:2回


    ドリームトラスト(インド)
    http://www.dreamtrust.org/



  6. ケニアライフライン「JAMBO!」 所在地:ケニア

     ケニアで糖尿病患者さんを支援する「Diabetes Kenya Association(DKA)」は、2011年9月に国際糖尿病支援基金と連携して、「Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)プロジェクト」を発足しました。
     このプロジェクトでは、経済的な事情により適切な医療を受けることができないケニアの主に小児糖尿病患者さんの治療費を一定期間支援するスポンサー制度を設けており、そのスポンサー制度に対し支援を行いました。


    「国際糖尿病支援基金」が支援をしているケニアの1型糖尿病患者さん
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/sponsoring.php#dt

     スポンサー制度には2012年現在、3名の1型糖尿病患者さんが継続して医療支援を受けております。スポンサー費用は主に患者さんのインスリンや診察費、通院にかかる旅費等に使われております。

    ■ケニアの糖尿病患者さんへ支援をお願いします。
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/post-42.php

    支援金合計:7万8,842円(送金手数料を含む)
    送金回数:1回


    ケニアライフライン「JAMBO!」(ケニア)
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/support/jambo/


◎2012年の募金状況

期間中の寄付件数: 35件
集まった寄付金の合計:80万5,950円

2012年の収支
2011年12月31日繰越金: 61万692円
2012年内収入(寄付金合計):112万2,600円
同上 支出(支援金+送金手数料):95万3,376円
2012年12月31日現在 保有資金:77万9,916円

2013年3月
国際糖尿病支援基金 事務局

2013年04月
国際糖尿病支援基金
  • これまでに寄せられた寄付金
    2,007万9,888円 
  • これまでに実行した支援金
    1,951万7,033円 

(2024年11月現在)

国際糖尿病支援基金とは
国際糖尿病支援基金の活動
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最近の情報

国際糖尿病支援基金が支援する団体
  Insulin for Life
    (IFL:オーストラリア)の活動


  DreamTrust(インド)の活動
  Fundacion Vivir con Diabetes
    (FUVIDA:エクアドル)の活動


  Diabetes Kenya Lifeline
    (JAMBO!:ケニア)の活動

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