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2015年国際糖尿病支援基金・年次報告書


国際糖尿病支援基金・年次報告書
(2015年1月1日〜2015年12月31日)
◎はじめに

 途上国における糖尿病患者さんの現状を日本の患者さんや医療スタッフに知っていただくこととともに、そのような患者さんを支援することを目的に発足した「国際糖尿病支援基金」は、2015年12月で14年目を迎えました。

 2015年も当基金の活動に多くの方々から関心を寄せていただき、ご寄付をいただきましたことを心から御礼申し上げます。皆様の善意と熱意に支えられ、経済的な理由で治療を受けることが困難な糖尿病患者さんを支援することができました。

   2015年中は個人・団体からは33件の寄付がよせられ、新たに86万2,500円の基金が集まりました。毎年、定期的にご寄付を頂いている方もおり、基金発足以来の寄付金累計は1,215万8,280円になります。
 一方、当期間中に、途上国の糖尿病患者さんの支援のために150万7,357円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は1,162万8,498円となりました。
 皆様からのご支援は、現地では大きな価値を有し、多くの糖尿病の患者さんの命が救われ、大変喜ばれております。

 主な支援先は、オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援する「INSULIN FOR LIFE Groval(IFL))」(代表:Ron Raab氏)、インドで糖尿病の子どもや女性を支援する「Dream Trust」(代表Sharad Pendsey医師)や、南米エクアドルで小児糖尿病患者さんを支援する「Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)」(代表Aracely Basurto Calderon医師)の糖尿病サマーキャンプに対して、行ないました。
   

 今後も当基金では途上国の糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におかれた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。

 これまでご協力いただきました皆様に改めてお礼を申し上げますとともに、今後とも恵まれない状態に置かれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
 ありがとうございました。



◎2015年の支援活動

支援は、以下の3つの団体を通じて行いました。

  1. IFL(INSULIN FOR LIFE Groval)所在地:オーストラリア

  2.   インスリンフォーライフでは、2015年に行われた以下の小児糖尿病キャンプのために必要な物資的支援を行いました。

    • フィリピンでSweet Alertが主催する2回目の小児糖尿病キャンプ
    • ベトナム国内で初めて行われた小児糖尿病キャンプ
    • エクアドルのFUVIDAが主催する小児糖尿病キャンプ

      2016年はカンボジアにおいて、初となる小児糖尿病患者のためのキャンプの実行に向け、カンボジアスタッフと連携をとりながら構想を練っています。

    フィリピン(左)とベトナム(右)の糖尿病キャンプの様子

    ■2015年IFLフィリピン糖尿病レポート(1)
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/2015ifl-1.php

    ■2015年IFLフィリピン糖尿病レポート(2)
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/20152ifl.php

    ■2015年ベトナムの糖尿病キャンプに参加して(IFLレポート)
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/2015ifl.php

    ■2015年ベトナムの糖尿病キャンプに参加して(国際糖尿病支援基金レポート)
    http://www.dm-net.co.jp/sally/2015/10/2015.php



    支援金合計:41万7,014円(送金手数料を含む)
    送金回数:2回

    Insulin for Life Groval(IFL)オーストラリア
    http://www.insulinforlife.org/


  3. FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes)所在地:エクアドル
  4.  FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes Ecuador)への支援は、国際糖尿病支援基金からの包括的な支援と、小児糖尿病キャンプ「Dulces Amigos 2015」に対して行いました。2015年の小児糖尿病キャンプには、1型糖尿病の2015年ミス・エクアドルも参加しました。

    子供たちは、この糖尿病サマーキャンプの開催をとても楽しみにしており、 2016年も7月開催の予定で準備をすすめています。

    2015年のキャンプの様子



    ■2015年エクアドルのFUVIDA糖尿病サマーキャンプ報告
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/support/fuvida/report/2015.php

    ■エクアドルのガブリエラさん
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/post-53.php



    支援金合計:36万3,000円(送金手数料を含む)
    送金回数:2回

    Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
    http://www.fuvida.org.ec/



  5. ドリームトラスト 所在地:インド

     ドリームトラストへの支援は、例年通り包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。



     スポンサー制度には2015年現在、16名の方々によりご協力いただいており、16名の1型糖尿病患者さんが継続して医療支援を受けております。スポンサー費用は主に患者さんのインスリンや診察費、通院にかかる旅費等に使われております。
     ドリームトラストからは、年1回、各スポンサーが支援している糖尿病患者さんのレポートが届き、子供さんの成長ぶりなど現況を知ることができます。


    「国際糖尿病支援基金」が支援をしているドリームトラストの1型糖尿病患者さん
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/sponsoring.php#dt

     ドリームトラストでは、上記のスポンサー制度以外にも、糖尿病の患者さんやその両親を対象とした交流会や糖尿病についての勉強会、社会復帰プログラム等の活動を行っています。またドリームトラスとは2015年で設立20年目を迎えました。

    ■ドリームトラスト設立20周年式典について
    http://www.dm-net.co.jp/idaf/act/update/20.php




    支援金合計:72万7,343円(送金手数料を含む)
    送金回数:2回


    ドリームトラスト(インド)
    http://www.dreamtrust.org/


◎2015年の募金状況

期間中の寄付件数: 33件
集まった寄付金の合計:86万2,500円

2015年の収支
2014年12月31日繰越金:117万4,639円
2015年内収入(寄付金合計):86万2,500円
同上 支出(支援金+送金手数料): 150万7,357円
2015年12月31日現在 保有資金:52万9,782円

2016年1月
国際糖尿病支援基金 事務局

2016年01月
国際糖尿病支援基金
  • これまでに寄せられた寄付金
    2,007万9,888円 
  • これまでに実行した支援金
    1,951万7,033円 

(2024年11月現在)

国際糖尿病支援基金とは
国際糖尿病支援基金の活動
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最近の情報

国際糖尿病支援基金が支援する団体
  Insulin for Life
    (IFL:オーストラリア)の活動


  DreamTrust(インド)の活動
  Fundacion Vivir con Diabetes
    (FUVIDA:エクアドル)の活動


  Diabetes Kenya Lifeline
    (JAMBO!:ケニア)の活動

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