2009年国際糖尿病支援基金・年次報告書
国際糖尿病支援基金・年次報告書
(2009年1月1日〜2009年12月31日)
◎はじめに(2009年1月1日〜2009年12月31日)
途上国における糖尿病患者さんの現実を日本の医療スタッフや患者さんに知っていただくとともに、そのような患者さんを支援していくことを目的に、国際糖尿病支援基金が発足してから8年が経ちました。
2009年も、当基金のホームページには多くのアクセスがあり、沢山の方々から当基金の活動に関心を寄せていただきました事を心より感謝申し上げます。
期間中、個人・団体から20件の寄付がよせられ、昨年よりも新たに77万2,000円の基金が集まりました。毎年、ご寄付を頂いている方もおり、基金発足以来の寄付金累計は563万534円になります。
一方、期間中、途上国の糖尿病患者さんの支援のため51万4,847円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は522万936円となりました。
皆様からのご支援は、現地では大きな価値を有し喜ばれております。
主な支援先は、2006年まで国際糖尿病連盟(IDF)の副理事長を務められたRon Raab氏が主催する「IFL(INSULIN FOR LIFE INC(オーストラリア))」、ならびにSharad Pendsey医師が主催する、糖尿病の子どもや女性を支援する「ドリームトラスト」に対して、行ないました。
今後も、途上国や被災地での糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におかれた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。
これまでご協力いただきました皆様に心からお礼を申し上げますとともに、今後とも恵まれない状態に置かれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い
ありがとうございました。
2010年5月
国際糖尿病支援基金 事務局
国際糖尿病支援基金 事務局
◎この1年の募金状況
期間中の寄付件数 20件
寄付金の合計 77万2,000円
◎この1年の支援活動
支援は、以下の2つの団体を通じて行いました。
- IFL(INSULIN FOR LIFE INC) 所在地:オーストラリア
- ドリームトラスト 所在地:インド
IFLへの支援金は、例年のエクアドルの小児キャンプ、カンボジア、インドの(ドリームトラストとは別件)、ウズベキスタン、クロアチア、モルドヴァ、ジンバブウェ、ソロモンなどに加えて、水害や震災で被災した地域(サモア、フィリピンなど)といった国々へインスリンなど医療資材を支援しました。
また、2009年からはGHPトレーディング社の代表のDang KimAnh氏を通じて、ベトナムへの支援も開始しました。
糖尿病アジアネットワーク「ベトナムの糖尿病事情(1)
https://dm-net.co.jp/asia_network/
2009年10月にカナダ・モントリオールにて開かれたIDF会議にて、IFLの活動が表彰され、代
Insulin for Life(IFL)
http://www.insulinforlife.org/
支援金合計:15万円
送金回数:1回
送金回数:1回
ドリームトラストへの支援は、国際糖尿病支援基金からの包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。スポンサー制度には2009年に新たに2名が加わり、現在13名のスポンサーの方に御協力いただき、13名の1型糖尿病患者さんが継続して支援を受けております。
支援者については以下のサイトを御参照ください。
「国際糖尿病支援基金」が支援をしている1型糖尿病の患者さん
https://dm-net.co.jp/idaf_info/cat1193/
ドリームトラスト(インド)
http://www.dreamtrust.org/"
支援金合計:36万4,847円(送金手数料を含む)
送金回数:2回
送金回数:2回
2008年12月31日繰越金:15万2,445円
2009年内
収入(寄付金合計):77万2,000円
支出(支援金+送金手数料):51万4,847円
現有基金:40万9,598円(2009年12月31日現在)
*基金の現状、活動状況およびIFL、ドリームトラストなどの詳細については、基金のホームページをご参照いただきますようお願い申し上げます。
https://dm-net.co.jp/idaf/index.html
国際糖尿病支援基金 事務局
2010年05月