2007年国際糖尿病支援基金・年次報告書
国際糖尿病支援基金・年次報告書
(2007年1月1日〜2007年12月31日)
◎はじめに(2007年1月1日〜2007年12月31日)
途上国における糖尿病患者さんの現実を日本の医療スタッフや患者さんに知っていただくとともに、そのような患者さんを支援していくことを目的に、国際糖尿病支援基金が発足してから6年が経ちました。
この間、基金のホームページには多くのアクセスがあり、沢山の方が当基金の活動に感心を寄せていただきました事を感謝申し上げます。
期間中、個人・団体から24件の寄付がよせられ、74万3,500円の基金が集まりました。基金発足以来の寄付金の累計は422万4,534円になります。
一方、期間中、途上国の支援のため80万8,178円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は389万9,248円となりました。
日本ではそれほど大きな金額とはいえないこのような支援でも、現地では大きな助けとなり喜ばれております。
具体的な支援先は、国際糖尿病連盟(IDF)の副理事長であるロン・ラーブ氏が主催する「IFL(INSULIN FOR LIFE INC(オーストラリア))」およびインドで糖尿病の子どもや女性を支援する「ドリームトラスト」に対し行ないました。
今後も、途上国の糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におかれた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。
これまでご協力いただきました皆様に心からお礼を申し上げますとともに、今後とも恵まれない状態に置かれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い
ありがとうございました。
2008年4月
国際糖尿病支援基金 事務局
国際糖尿病支援基金 事務局
◎この1年の募金状況
期間中の寄付件数 24件
寄付金の合計 74万3,500円
◎この1年の支援活動
支援は、以下の2つの団体を通じて行いました。
- IFL(INSULIN FOR LIFE INC) 所在地:オーストラリア
- ドリームトラスト 所在地:インド
IFLへの支援金は、ボリビア、ウズベキスタン、ルワンダ、イスラエル、コンゴ民主共和国、カンボジア、エクアドル、ジンバブエ、モルディヴ、フィリピン、パプアニューギニア、アゼルバイジャン など、21カ国の糖尿病患者さんへの支援に活用されました。さらに、8月に南米ペルーにて発生した大地震について、被災した糖尿病患者さんへインスリンなどの医療資材を支援しました。
また、9月に第43回EASD(欧州糖尿病学会会議)がオランダ・アムステルダムで開催され、森田会長がIFLのスタッフとして参加しました。
詳しくは森田会長の連載「わが友、糖尿病」をご覧ください。
「わが友、糖尿病 第43回EASD(欧州糖尿病学会会議)に参加して」(森田繰織)
https://dm-net.co.jp/sally/2007/11/43easd_1.html
*IFLの活動につきましては、IFLアニュアルレポートをご覧ください。
http://insulinforlife.org/reports/annual_report_2007.pdf
支援金合計:20万6,500円(送金手数料を含む)
送金回数:1回
送金回数:1回
ドリームトラストへの支援は、国際糖尿病支援基金からの包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。スポンサー制度には現在10人のスポンサーの方に御協力いただいており、10名の1型糖尿病患者さんが継続して支援を受けております。
支援者については以下のサイトを御参照ください。
「国際糖尿病支援基金」が支援をしている1型糖尿病の患者さん
https://dm-net.co.jp/idaf_info/cat1193/
支援金合計:60万1,678円(送金手数料を含む)
送金回数:3回
送金回数:3回
収入(寄付金合計):74万3,500円
支出(支援金+送金手数料):80万8,178円
現有基金:32万5,286円(2007年12月31日現在)
*基金の現状、活動状況およびIFL、ドリームトラストなどの詳細については、基金のホームページをご参照いただきますようお願い申し上げます。
https://dm-net.co.jp/idaf/index.html
2008年4月
国際糖尿病支援基金 事務局
国際糖尿病支援基金 事務局
2008年05月