糖尿病ネットワークの
『インスリンポンプ情報ファイル』は、「インスリンポンプ取り扱い医療機関リスト」をリニューアルオープンしました。施設情報に加え、糖尿病患者数、インスリン療法患者数、CSII患者数、CSII取り扱い年数、導入できる対象者、導入方法、小児慢性特定疾患治療研究事業(医療費助成)、導入に関わるスタッフ、CGM取り扱い、SAP取り扱いなどのCSII環境に関する情報を各施設にご登録いただいております。
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CSIIの情報需要の高まり
持続皮下インスリン注入法(CSII)は、インスリンポンプを用いてインスリンを持続的に皮下に注入する治療法。1型糖尿病患者さんをはじめ、インスリン療法による安定した血糖コントロールが必要な2型糖尿病患者さんや妊娠糖尿病患者さんなど、用途は様々です。
現在、世界に2億人以上いる糖尿病患者さんのうち、およそ100万人がインスリンポンプを使用していると言われます。特に、アメリカでは1型糖尿病患者の約4割がポンプユーザー。100万人といえば日本のインスリン療法患者さんの数に匹敵しますが、日本のポンプユーザーは1万人にも達していません。しかし、診療報酬改定で施設に導入しやすくなったことや、CGM(持続血糖測定)やSAP(パーソナル CGM機能搭載インスリンポンプ)など新型機器の登場によって、この治療法に対する関心が高まり、どのような施設で導入できるのかという情報が強く求められています。
CSIIができる医療機関のみを集積
「インスリンポンプ情報ファイル」では、CSII療法に関する情報源を紹介していますが、中でも「インスリンポンプ取り扱い医療機関リスト」は特に高い需要があり、毎月5千回以上のアクセスがあります。
CSIIは専門的な知識や導入体制の整備が必要で、取り扱う医療機関は限られています。またCGMやSAPは、CSIIの使用経験や導入体制などが施設基準になっていることから、これらを使用した治療を行いたいときは、CSIIを扱う医療機関を探す必要があるのです。
当医療機関リストは、導入を検討している患者さんをはじめ、紹介先探しに苦労されているドクターなどに利用されており、施設から直接投稿いただいた情報を集積していく形で現在229の施設・診療科が登録されています。
これまでは施設リストのみの紹介でしたが、もっと情報が欲しい!との読者の要望に応え、患者数、導入対象者、経験数、CGMやSAPなどの導入有無などについても記載できるよう、新たなフォーマットで公開する運びとなりました。
ご利用ください!
- この治療法をご検討されている患者さん、ご家族
- CSII導入が必要な患者さんの紹介先をお探しのドクター
- 患者さんの転居先の紹介医療機関をお探しのドクター
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現在掲載中の医療機関様へ再登録のご案内を行い、回答いただいた所から順次更新しております。未更新の医療機関様や、まだ掲載されていない医療機関様がおられましたら、この機会にご登録いただけますと幸いです。なお、掲載情報は基本的に年1回、登録申し込み者へ確認依頼を出し、要望に応じて更新いたしますが、お知らせいただければいつでも加筆修正は可能です。
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