患者さんのほんね、医療者のホンネ
2017年12月21日
Q. 糖尿病とタバコについて、あなたのご意見をお聞かせください。
A. 医師・医療スタッフのホンネ
- DMがあると、タイミングがずれると悪化することがある。指導するには、タイミングをはかり、後の十分なカウンセリングを要すると思う。
- DMにとって悪影響と思われる生活習慣は減らすべき。
- ケースバイケースだと思います。高齢の患者さんから楽しみを奪うのは、どうかと‥‥。若い患者さんも、喫煙のリスクを指導したり、禁煙指導は、必要と思いますが‥‥どうするか決めるのはあくまでも本人なので。
- すぐにやめるべき。
- ストレス過多になると逆効果なので、兼ね合いが難しい。
- タバコにより、糖尿病及び合併症が悪化すると考えている。基本的には吸って欲しくないし、やめてもらえるよう指導している。セルフマネジメントの一つであり、上手く行えることで自信につながり、血糖コントロールにも影響すると思う。
- タバコは一害あって一利なし。
- タバコももちろん大切だと思うのですが、やはり一番は食事療法・運動療法かなと考えています。
- 周囲に人にも有害なのでできれば禁煙してほしい。タバコが流通しなくても良いのではないかと考えます。
- できるだけ止めた方がいい。
- もっとクローズアップされるべきだと思う。療養指導士の認定の条件に非喫煙者とするべき。
- 依存状態の回避ができ、自己肯定感が向上できる事から勧めたいが、その人の時期が来る時までは、さらりと、でも助言しつずける。
- 害あって、良いことはないと思います。
- 害しかないのでやめるべき。
- 患者によって違うと思うが、良く分からない。
- 喫煙はどの疾患に対してもリスクは大きいと思うが、それ以上に体質的なところに起因するとことがあると思うので、喫煙していても働いている世代で合併症を発症している人は少なく、悪い要素を体感できていないのだろう。止めるとストレスが溜まるなど言い訳で止められない人が多いと感じる。(いいわけと言うより依存症から抜け出せないのではあるが)
- 喫煙は害であるのは、糖尿病であろうとなかろうと関係ない事実です。糖尿病を基礎疾患に持っており、高血圧、高脂血症がある場合、タバコのもたらす負の影響は歴然としてます。タバコに関しては禁煙の指導は欠かせないと思います。
- 喫煙は吸う人にとっては、リラックスできるひと時なのかもしれないが。良い事は何一つ無い。糖尿病の合併症の進行にも関わるので禁煙指導をしています。
- 禁煙に成功しても口さみしさから間食が増えることもあるので、禁煙成功がゴールとは考えていない。
- 血管イベントの増加への影響、悪性腫瘍の増加などよいことはない。
- 血管へのダメージが加速され、糖尿病合併症の発症も加速される。できれば、一刻も早く全ての方が煙草から脱却されることを願います。
- 血管症の事を考えれば禁煙すべきである。
- 血管障害を増強させるため、禁煙を勧めたい。
- 血管年齢が上昇し、血圧も上昇。百害あって一利無し。
- 血管変化には、相乗の悪影響があると思う。
- 血流を阻害しうる状況を生み出す。
- 高齢者施設です。血糖コントロールの悪い方でも透析ギリギリや、足の色が悪くても切断まで至らず何とかされていることが多いと感じます。言われる方も今更という感じではあります。どちらかというと、COPDや心疾患もあり、呼吸苦が出る方の方が、身に染みて話は聞いてくれるようです。生活に、喫煙しか楽しみがないと言われる一人暮らしの方に禁煙を強要できませんが、来所日だけでも喫煙本数が減ると喜ばれている方もおられます。以前、あまりに本数が多い方に、「寝たばこ」で火事になったら社会的に困る話で攻めてみましたが、効果は一瞬でした。
- 合併症の進行を早めるので、禁煙をつよく促していきたい。
- 合併症発症リスクが高いので、患者さんには禁煙を実行して欲しい。
- 時代は確実に禁煙社会になってきました。市の条例も出来市全体が好ましい環境になったように思います。もちろん健康指導しやすい環境が整備されたので医療人としては、他の自治体へも奨励したいですね!
- 自分の健康を守るという意識が低い人。
- 家族の生活習慣、環境因子が大きく関わると思う。
- 出来たら吸わないほうが良いと思うけど???
- 将来や未来のある患者さんには言い続けます。少しでも耳を傾けてくれたらいいので。
- 少なからず影響するものであるが、喫煙自体が体に良いものではないので禁煙を推奨したい。
- 詳しい関連は分からないのですが、さまざまな合併症リスクがある糖尿病患者さんは喫煙による有害性等をきちんと説明し、
- やめたいと思っていただけるようなかかわりをしていきたいと思っています。
- 食事療法、運動療法と共に禁煙を推し勧めるべきと思っている。
- 心血管病、腎症、閉塞性動脈硬化症に喫煙の悪影響が多く糖尿病診断早期から禁煙指導が望ましい。
- ただ、禁煙すると太る、という人は多く体重を増やさないためのサポートは必要。
- 最近、ニコチン、タールなど有害物質を含まない電子タバコ類似品が使えるようになり指導しやすくなったのではないか、と思っています。
- 人によっては、食事制限でストレスを感じているのに、さらに禁煙によるストレスも強くなるのではないか、と考え強く禁煙を勧められないケースもある。
- 絶対禁煙
- 全ての疾患において喫煙は望ましくない。
- 通常の方以上に禁煙意義があるのがDM
- 糖のコントロールのみならず、脂質コントロール(特にLDLコレステロール)としても禁煙は重要。
- 糖尿病であること自体が合併症リスクを負っている。たばこによって血管障害の発症リスクが高くなるのはもちろんだが糖尿病があってもなくても肺障害・周囲への影響を考えるとメリット自体が不明。国が税金を取り立てたりたばこ生産者の生活を守るために販売されているとしか思えず、百害あって一利無しと考えている。
- 糖尿病ということでただちにやめられる人は少なく、がんや心血管イベント、その他合併症が出現しない限りやめるのは難しい印象。
- 糖尿病にかかわらず、タバコの体への悪影響は証明されており、積極的に禁煙すすめて行きたいと思っている。
- 糖尿病に関わらず、喫煙はほとんどの患者様が再開してしまう現状。やめることが出来た方でも太ってしまいなかなか健康体とはいかない。アルコールと一緒に若いうちからの啓蒙が必要だと思う。
- 糖尿病の治療をしてもタバコをすうなら治療費の無駄だと思う。
- 糖尿病の薬と禁煙補助の薬、合剤があればよいのかもしれない。
- 糖尿病学会が完全禁煙、並びに会員の禁煙を宣言しない限り禁煙指導は進まない。(喫煙者に禁煙指導をされても禁煙できない)
- 糖尿病患者には強く禁煙を勧める。
- 糖尿病患者には禁煙を進めるが、禁煙により口さみしくなり、間食が増え血糖が上がる患者が多いです。
- そこを考えると、強く禁煙を進めきれないところがあります。
- 糖尿病罹患の有無に関係なく、タバコゼロの社会になることを望みます。
- 透析導入患者さんに喫煙者が多いように感じます。
- 糖尿病でなくても煙草は良くないし、周りに迷惑をかけまくっているので、できれば全面禁止にしていただきたいくらいです。
- 動脈硬化の進行が顕著にみられるため、禁煙を勧めるが、「好きな食べ物を我慢する代わりに」という人もおり、糖尿病の療養と共に禁煙は難しいように感じる。残念ながら、動脈硬化が認められてはじめて、動機づけとなっている。
- 動脈硬化や最小血管障害をより悪化させる強力な危険因子。
- 動脈硬化を助長するので、絶対に禁煙すべきと考えます。
- 百害あって一利なし。
- 予後不良のエビデンスはあるが、実臨床で実感したことはない。
- 良いことはない。
- 良くはないとわかっているが、患者さんの歴史や状況を考えるときつくは言えないし、治療に対して後ろ向きになると思う。
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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