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2026年07月27日
1通で3回まで可 ~リフィル処方箋(日本フォーミュラリ学会 今井博久理事長)~
症状が安定している患者を対象に、同じ処方を最大3回まで繰り返し利用できる「リフィル処方箋」。2022年4月に導入されたが、普及率は0.1%に満たないという。リフィル処方箋の実態調査などに取り組んできた日本フォーミュラリ学会(東京都中央区)の今井博久理事長に話を聞いた。
◇受診せず薬局で継続

リフィル処方箋の仕組み
リフィル処方箋は、医療費の適正化や医療機関の混雑緩和、院内感染リスクの低減、患者の利便性向上などを目的に導入された制度だ。医師が「症状が安定している」と判断した場合に発行され、1回の受診で発行された処方箋を最大3回(最長270日分)まで繰り返し使用できる。
「患者本人や同居家族などによる服薬管理が可能で、かかりつけ薬剤師の下で継続的なフォローが受けられることが前提になります」と今井理事長。
対象は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症の生活習慣病の他、アレルギー性疾患(鼻炎、アトピー)や慢性疾患(逆流性食道炎、便秘症)など、長期的な服薬が必要で病状が安定しているケース。新薬や向精神薬、湿布薬など、疾患や薬剤によっては対象外とされる。
◇かかりつけ薬局を活用
最大の利点は、受診できないことによる服薬の中断を防ぎ、治療継続につなげられる点だという。「通院の時間が取りにくい働き盛り世代や、家族の付き添いが難しい患者にも利便性が高い仕組みです」
リフィル処方箋の発行を希望する場合は、通院の困難さや生活状況を医師に具体的に伝えた上で相談することが大切。加えて、かかりつけ薬局や薬剤師を持つことが望ましい。
リフィル処方箋は、毎回同じ薬局で薬を交付することが推奨されており、薬局薬剤師には服薬状況や体調変化などについて確認が義務付けられている。なお、一定期間分の薬剤を一度に処方する「長期処方」とは、制度上異なる仕組みである点にも留意が必要だ。「薬を有効かつ安全に用いるため、かかりつけ薬局・薬剤師を持ち、なんでも相談できる関係性を築くことが大切です」と今井理事長はアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
[時事通信社 2026年7月23日]
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